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MATCH試合情報

2021-22 Yogibo WEリーグ 第6節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs ちふれASエルフェン埼玉

マッチレポート

【試合展開】

前節のINAC神戸レオネッサ戦で2敗目を喫したベレーザは、再起を懸けて味の素フィールド西が丘で最下位・ちふれASエルフェン埼玉戦に臨んだ

初選出となったGK田中桃子を含むなでしこジャパン候補5人が揃って先発出場し、ここまで途中出場が多かった菅野奏音がWEリーグ初スタメンとなった。

ベレーザは立ち上がりから攻撃を組み立てながら、清水梨紗がオーバーラップを仕掛け、センターバックの村松智子や松田紫野もゴールに近づくパスを積極的に狙う。序盤でボールを保持していたのはベレーザだったが、DFライン裏に抜け出したEL埼玉の中村ゆしかに25分にゴールを決められてしまった。

2試合連続で先制を許す厳しい展開となったが、ベレーザは冷静に試合を進めて35分に同点弾。右サイドの深い位置に入った清水のクロスに、植木理子がヘディングでコースを変えると、ファーサイドにいた北村菜々美が右足アウトサイドで巧みなボレーシュート。これがゴール右に入って1-1に追いついた。


北村のWEリーグ初ゴールで勢い付くベレーザは、その2分後、中央での小刻みなパス交換から菅野のラストパスに反応した木下桃香が、相手GKまでかわして逆転ゴール。木下、中里優、植木と、1〜2タッチのパスがリズム良くつながり、人もボールも動くベレーザらしいゴールシーンに、西が丘からは大きな拍手が巻き起こった

後半に入ってもベレーザの猛攻は続く。46分、右サイドに流れた植木からのクロスに、小林里歌子が右足で合わせたが、これはクロスバーを叩いてゴールとはならず。EL埼玉は途中出場選手を中心にボールを前に運ぼうとしたが、ベレーザ選手がルーズボールを素早く回収し、再び攻撃へとつなげた。


53分には、左サイドで宮川麻都からパスを受けた北村が、ペナルティエリア内にドリブルで侵入し、右足でゴール右へと収めて3-1。北村のこの日2得点目でさらにリードを広げた。


64分には遠藤純が2試合ぶりに途中出場し、17歳の大山愛笑も途中出場して初めてWEリーグのピッチに立つ。すると、遠藤の前への推進力と大山の展開力が生きて、さらに攻撃が活性化される。87分には特別指定選手の藤野あおばもWEリーグデビューを果たし、早速90分に遠藤からボールを受けた藤野がゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。


EL埼玉は前線のターゲットとなる選手にボールを当てようと試みたが、清水や村松が集中したカバーリングを見せてクリア。そして90+4分には、遠藤から受けたマイナスのパスを、大山がミドルシュートで鮮やかにゴールネットを揺らしてWEリーグデビュー弾を決めるとともに、4-1として試合を締めくくった。

ベレーザは今季初の逆転勝利と、北村の2ゴール、そして若手選手の活躍など、実りの多い一戦となった。10月31日には、再び西が丘に新潟Lを迎え、今季2回目の連勝を狙う。

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監督コメント

竹本 一彦 監督

本日の試合の振り返ってください。
今日は勝点3をしっかりチームで取ろうと。それは先週、INAC神戸に痛い形で勝点を落としましたので、チーム全員でそれを一週間、共有してきました。試合に入って先制点をカウンターから奪われ、ちょっと嫌な展開でしたけども、すぐそのあとに我々の求める良い形で点が取れたので、早めに逆転できたことがチームに落ち着きを与えてくれました。 後半も試合に入って押す時間が多いなかで、点がなかなか入りませんでしたが、落ち着いて3点目4点目と追加点が取れて非常に安定したゲームができたかなと思います。 常に、ちふれさんのカウンターに対してのケアができていたので今日はセンターバックの村松(智子)と松田紫野、この2人のリスクマネジメントが非常に効いていたなと。もちろん清水梨紗と宮川麻都、その4人とGKの田中桃子のリスクマネジメントが非常にできていたかなと思います。

若い選手も含めてチームとして大事な勝点3だったと思います。先制されても、自分たちのサッカーを取り戻せた手応えはいかがでしょうか。
先制点を取って自分たちがずっと有利に試合を進めることはできないので、そうなれば嬉しいですけども。こういう展開になることもあると。ただ今日落ち着いていたのが、中堅選手の村松、清水、中里、そのあたりがチームを落ち着かせてくれていたことが良かったです。 そして、失点してから選手の並びを少し変えました。それが2点に繋がっているところもあるので、チームの戦術的な変化が良い方に出たと思います。 あとは、今日は若い選手が入っていたのでデビューをさせたいなと思っていました。3点目が入ってから選手を使っていったのですが、その若い選手たちも躍動してくれました。特に点を取った大山(愛笑)選手はボランチでパスの供給。これが短いパスではなく、長いパスで展開を変えられる選手なので、その選手のプレーが非常に際立っていました。最後に得点も取ってくれました。 これはチームの中心選手と若い選手たちにも非常に影響がある、刺激になるようなデビューだったので、これがベレーザの良さなので、できればこういった試合を若手と混ざった結果が伴う試合をやっていきたいと思います。

試合前にはベンチの選手に声をかけていました。特に若い選手たちにはどんな声かけをしたのでしょうか。
特別指定の藤野あおば選手は昨日の練習に参加していたので、彼女には昨日10分くらい話す機会があったので「のびのびやれ」と。彼女の良いところは周りを非常によく見て、次のプレーを決めらるところなので、とても将来性のあるフォワードだと思います。 今日少し寂しかったのは、1点取っているんですけども、そのシュートもゴールキーパーを寝かせてループで浮かしたシュートだったんですけども、あの得点が消えてしまったというのが、彼女にとっては凄く残念でした。 他の選手にも、今日はベンチが若いので「チームが得点を取ったりしたときにもっと盛り上げよう」と、「自分たちでゲームに入っていこう」という話を試合前にしていました。

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選手コメント

MF 14北村 菜々美

本日の試合を振り返ってください。
前半は流れも悪く、点を取れずに逆に先制点を奪われてしまいましたが、その中で1点返して、2点目も返して前半を折り返せたことがとてもよかったと思います。

本日の得点シーンを振り返ってください。
1点目はとにかく打ちきって終わろうと思っていました。それで打ったらいい感じに当たって、入ってくれたのでよかったです。 2点目も得点が欲しい中で、あそこの場所ではもう仕掛けるしかないと思ったので、上手く抜けられて、シュートまでいけたのはすごくよかったと思います。 2点取れたことはとても嬉しいですけど、これまでは全然得点に絡めていなかったので、今後の試合でも、点に絡むようなプレーをたくさんできればと思います。

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MF 22大山 愛笑

本日の試合を振り返ってください。
リードした状況で試合に入って、監督から「思い切ってやってこい」と言われていました。練習には参加できていなかったですけど、(試合に)出してくれたので、そこで思い切って自分のプレーを出して、チームに貢献できればと思って試合に臨みました。

本日の得点シーンを振り返ってください。
自分の長所にサイドチェンジやミドルシュートがあるので、そこを今回発揮できてよかったです。決まった瞬間はちょっとびっくりして、何も考えられなかったです。

シュート以外のところで出せた自分の良さはどんなところでしょうか。
中の選手へ当てる縦パスだったり、相手が中央に集結している場面で逆サイドまで展開するサイドチェンジだったり、そういったものは出せたと思います。

背番号22を付けた理由は何かありますか。
いや、特にないです。渡されました(笑)。

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