MATCH試合情報
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試合を振り返ってください
球際で体を入れる反応の速さや強さで神戸さんに上回られた、そんな印象を持ったゲームでした。最初の入り以外は悪い試合ではなかったと思いますし、我々にも決定的なチャンスがいくつかありました。後半立ち上がりの6分で点を取られた後は、もっともっと押し返したかったですが、そこの球際のところで、サッカーはどうしてもルーズボールがあるので、そこの強さで神戸さんとの差を埋めていかなければいけないなと改めて思いました。ボールを持てたときに我々が狙いとする攻撃ができそうな予感がありましたが、やはり局面のところが多いサッカーのなかで、そこが負ける割合が多いと、なかなか難しい試合になるので、ここは自分たちが埋めていかなければいけない差なのかなと思います。今日はファン・サポーターに悔しい思いをさせてしまって、申し訳ないというふうに思います。
前半と後半の立ち上がりの戦い方に関してどのように捉えていますか?
序盤というくくり方をしていいかはちょっとわかりませんが、おそらくは我々の左サイドがまずエリキのスピードに慣れるまでちょっと時間がかかってしまいました。そこで面食らったという言い方がいいのか、多少腰が引けた時間帯が最初はあったと思います。慣れてくるにしたがって我々のサッカーができたので、むしろ点を取ってもおかしくないようなシーンをいくつか作ったので、前半はそのスピードの慣れのところが大きかったなと思います。後半は綱島(悠斗選手)が引いた相手にかなり深いところまでマークに付きにいって、相手ボールになったときに、そこで下がらずに潰しに行った。そこで潰し切れずに入れ替わられたというところからスタートしているので、アグレッシブに行くところとマークを受け渡して自分のポジションに戻るところの判断は、もう一度(試合を)見返してみないとわかりませんが、非常にもったいないシーンだったなと思います。後半もおそらく何分かは強度高く来るだろうけれども、我々の時間が来るというふうに思っていたので、あの失点によってというか、神戸さんの得点によって、ゲームを止める手法を神戸さんが持っているので、極力プレーイングタイムを少なくされて、しかも局面のところで5割の確率で勝てない状況が続いたので、非常にもどかしい時間になりました。もちろんそれは我々が招いたことですし、自分たちが先手を打てば、そういう展開にならなかったという意味では、やはり反省しなければいけない。繰り返しになりますが、そういう展開になったとしても、やはり五分五分のボールを、最低五分五分で我々のボールにしなければ、そこはリーグのなかでもおそらく一番強いチームなので、そこが追いつけるようにしなければいけない。サッカーの志向が違うので、全てをというよりもあの局面に関しては、我々が追いついていくような鍛錬をしなければいけないと思います。
サイズのあるフィジカルの強い相手に球際で勝っていくために必要なところを聞かせてください。
ひとつは日常の強度のところを、さらに上げていかなければいけないということ。それをやることによって、例えば180cmの選手と170cmの選手ではそこの高さは埋めようがないですし、筋力的な能力の差を埋めるというよりは、我々はそこは高めていきながらも、予測の部分や自分たちのボールを保持しながら、失った瞬間にどういうふうにその五分五分のボールをマイボールにしていくかという状況にしないと、相手にボールを持たれた状況で五分五分のところでまた体を入れられるというような状況というのは、我々としたら非常に難しいと思うので、ボールを持つためのスキルのところと、もうひとつは少なくともルーズボールのところはフィフティフィフティの勝負に持っていけるようにしなければいけないなと思います。
戦前に話していた攻撃面でのへそ、幅、裏という3つのバランスのところはいかがでしたか?
前半は入り以外で我々のペースになったときにはバランスよくやれていたと思います。課題としては試合の入りから隙を見せないで、ああいう形を作れることが大事です。相手の重心が後ろになって守りを固めてきたときでも、へそのところと幅のところというのは、もう少しうまくやれたかなというふうに思いますが、とはいえ決定的なチャンスは作っているので、全否定するものではないと思います。 我々と神戸の差はそこだというところで、すべてで神戸が上回っているかと言えば、自分はそうは思わないです。
DF 4林 尚輝
試合を振り返ってください。
もったいないと思いますし、あの失点も防げた失点だったと思っているので難しいです。
失点場面ではどういった改善ができたと考えていますか?
たぶん枚数的にはそんなに不利ではなかったので、ひとつは自分が早めに出る。それはオフサイドとの関係性もあってイチかバチかの部分もあるんですが、あそこまで引き込んだときに両サイドを出してしまうというのはよくなかったなと思います。やっぱり明確に1枚出して残りの2人が対応できるようにすればよかったですが、両方行くような形になってしまったので、そこからのスライドになって後手を踏んでしまう形になったかなと思っています。
前半は開始早々のピンチを凌いでという入りになりました。
失点しそうな場面もありましたし、そこで入らなかったのは、ただ自分たちの運がよかったという状況でした。そこからラインを高くすることも求められながら、それを実行していくなかで、個々のマッチアップとか、そういったところで勝っていかないと、セカンドボールを含めて厳しいです。相手のよさを引き出してしまったなという感覚があります。
相手の強力なアタッカーとのマッチアップはいかがでしたか?
最初の立ち位置の関係性もあって、自分の視野外から対応しないといけないシーンが多かったですし、特にロングボールに関してはサイドに流れていくので、自分が競りに行くというよりは、カバーリングがメインになっていて、そのマッチアップのところではあまり自分のよさを発揮できなかったかなと思っています。もちろん噛み合わせの問題もありますが、もっと自分自身がしっかり抑えるではないですけど、そういったプレーをもっと増やせればよかったなと思っています。
今日の敗戦をどのように捉えていますか?
あまり整理できてないというのが正直なところです。ただ、負けてしまったというところで、改善していくべきことはたくさんあると思いますし、逆に今までの試合からできた部分というのもあったと思いますが、結果で負けてしまったので。
セカンドボールやルーズボールの競り合いのところで苦戦した印象です。
ロングボールを主体に攻めてくる相手に対して、まず競るところもそうですし、その競ったあとに拾われるというシーンは数多くあったので、そこで相手のペースになってしまったのかなと思います。城福さんも試合後に言っていましたが、球際のところとかの質はもっと上げていかないとダメだという話がありましたし、そこでの勝負というのが今後も試合のキーになるポイントではあると思っているので、そこは次の試合に向けて自分たちがもう一回取り組まないといけないところかなと思っています。
リーグ6戦ぶりの敗戦を受けて重要な部分を聞かせてください。
やっぱり連戦で勝てなくて、今日の試合はすごくキーになっていたと思います。今日勝てば負けずに勝ち越せたというゲームになりますし、今日負けてしまったので、勝てなかった4試合というふうに評価されると思っています。ただ、自分たちは次に向けてやるしかないですし、今回はある意味で今まで引き分けでよかった部分もありましたし、反省しないといけないという感じでしたけど、負けはもう負けなので、 はっきり切り替えるというのは、自分たちがまた反発していくのに重要なことかなと思っています。
FW 10木村 勇大
試合を振り返ってください。
自分のコンディションは悪くなかったので、それを継続するというところと、前半は特に決定機やゴールが入ったシーンも含めてかなりあったので、そこで決め切れないと神戸とか、そういう相手には負けるよなという感じを表したゲームだと思います。前半のように自分たちの流れのときにしっかり点を決めるというところ。逆に、相手の流れになったときにどれだけ持ちこたえられるかというところが、勝点1や勝点0、勝点3と大きく変わると思うので、連戦ですぐ次に試合が待っているので、やり続けるしかないかなとは思います。
ボックス内での接触プレーの後に福田湧矢選手の決定機を演出しました。
普通に打つか、切り返すかで相手が突っ込んできたので、そのタイミングでだいぶ後ろから当てられたので、PKだとは思いましたが、プレーをやり続けてから判定を待とうと思ってすぐ起き上がりました。いいところにボールがあったので自分で打ちたかったですが、(福田)湧矢くんがドフリーだったのでパスを出しました。
後半にはヘディングシュートの場面もありました。
あれは(宮原)和也くんとも話しましたが、もう1個前で欲しかった。思ったよりもボールが曲がって後ろに来てしまったので難しかったですが、あのライン間の浮いたところで待つというのは狙い通りですし、そこでボールがピッタリと合ったら、確実に枠に持っていけるかなと思うので、そういう場面を1試合に1回でも多く要求し続けるように、捕まらないで浮いたポジションを取るというのは意識してやり続けます。
後半は1点ビハインドの状況でなかなか押し返すところで苦戦しました。
向こうに相手のコーナー角でキープされたり、こっちも退場者が出てというところですごく難しかったですが、ああいうふうに先制点を奪われて相手に押し込まれた時間帯でどうするかというのは、チームとして持ってやらないとダメです。退場したなかでどういうゲーム運びに持っていくかというのは、ピッチのなかで話し合ってやらないとダメだと思うので、そういうところはまだ甘さが出たかなとは思います。
途中出場でデビューを飾った川﨑修平選手との連携面はいかがでしたか?
チーム全体として一緒にやれている時間が短いので、そういうところでまだまだ連携面を高めないとダメですし、彼の特長を活かすように周りも動くべきだと思います。そこはお互いの助け合いだと思うので、これから連戦も続くので、彼とのプレーする時間も増えると思うので、そういうところで合わせていけるようにしたいです。
開幕10試合の時点での勝点は昨季と同じです。序盤戦をどう捉えていますか?
もちろん去年より対策されて難しいゲームのなかで、勝点をもっと取れたはずのところを落としたりというゲームが、ここ最近は非常に多いかなと思います。そういうところで取れないとズルズルと下にいってしまうと思いますし、逆にそこをちゃんと拾えるようになれば、去年みたいにまた上を向いていけるかなと思います。ルヴァンカップもありますが、1試合1試合を大事に、そういうところは意識するだけで変わらないと思うので、ピッチのなかでもっとすり合わせてやっていきたいです。
FW 37川﨑 修平
ヴェルディでのデビューを果たした心境を聞かせてください。
ここまで来るにあたって本当に自分を支えてくれた人たちに感謝でいっぱいです。0-1で負けているあの時間帯で出て、ゴールやアシストという結果を求めてやっていましたが、残念な結果だなと思います。
投入時にどういった指示がありましたか?
やっぱりゴールやアシストというのはもちろんですし、守備でもヴェルディの基準にあるものを出してこいということは言われました。
短い時間のなかでご自身の特長を出す場面もありました。
ボールを持つ場面があまりなかったというのはありますし、1人少ないという部分はありましたが、それでもゴール前でのチャンスというのは、僕が出てからなかなかなかったので、そこはもっと練習からやっていきたいなと思います。あんまりなかったです。最後のシュートはファーにいい感じで流れればなと思って蹴りましたが入らなかったので、技術不足だなと思います。
古巣の神戸との対戦となりました。
やっぱり強いなというのは思いましたし、神戸は1-0のスコアでたくさん勝っているなかでのああいう時間の使い方も、やっぱり巧いなと思いました。それでもゴールやアシストという目に見える結果が欲しかったなと思います。
試合勘という部分はいかがでしたか?
あまり久々という感じはなかったです。練習から強度高いものができていたので。
前節は0-0の状況で出番が訪れず、今日の試合では0-1の状況で出番を与えられたという部分でひとつ信頼を勝ち取った部分もあります。
信頼を得たというか、僕自身練習でもまだまだ強度や技術の部分で上げられると感じていますし、森下コーチからも、まだまだ甘いというのはずっと言われていたので、それが今日の最後のシーンに出たのかなと思います。
ベンチからどのように試合を見ていましたか?
神戸はガツンという球際の強さはあるなと思っていましたし、僕が出てライン間でボールを受けられたらなというのは見ていて思いました。さらに、間で受けてターンして仕掛けたらなというのは思いました。個人で打開できればという感じで見ていて、僕自身も個人で打開しないといけないなと感じていました。
ホームのファン・サポーターの前でのプレーはいかがでしたか?
自分が試合でプレーするなかで声援が聞こえるというのは久しぶりだったので、本当に力になるなというのをすごく感じました。
これからヴェルディの一員としてどういったプレーを見せていきたいですか?
ヴェルディに獲得してもらったことに対して、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身は難しい状況だったので、結果を出してその感謝に対して恩返しできればと思います。