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MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第37節 - 東京ヴェルディ vs 川崎フロンターレ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
今日来てくれた方々と一緒に喜び合って、ホーム最終戦を終わらせたかったので残念ですし、悔しい思いはありますが、選手は自分たちの持てるものを今日は出してくれたと思います。ただ、それが2点取られてからというところが、今日の大きな反省点だと思います。自分たちで火をつけて、スタートできる。自分たちで火をつけてトレーニングから取り組めるというところを目指し続けてきているので、ちょっと今日も相手に火をつけられたというところは、悔やむところです。でも、本当に1年、ファン・サポーターとともに戦ってきて、彼らと素晴らしい景色を見られた瞬間もあったので、本当に彼らに感謝したいなというふうに思います。

前半半ばの染野選手の起用と布陣変更の意図を聞かせてください。
本意ではなかったですし、3バックで反撃したかったのですが、自分の目から見てベンチから見て、綱島が精神的なリカバリーができないままプレーしているというふうに感じたこと。そしてもう2点のビハインドなので、点を取りに行くという部分で前に人数を増やすこと。ただ、立ち位置は前を5枚にしたかったので、そこの立ち位置を確認して送り出しました。

攻撃が強力な相手に対して、同点に追いついた後のゲームプランについて聞かせてください。
僕らもとにかく勝点3を狙っていましたし、チャンスもある程度作れていたと思います。より得点の可能性の高い布陣にシフトしていったということと、守りに関しては、誰が出ても我々のベースのところを大事にしようというふうにしていたので、守りを疎かにしたつもりはないです。ただ川崎さんが、我々がはめ込んでプレスをかけられたと思っても、そこをくぐり抜ける個の強さや技術がある。自分たちのピンチにはなりましたけど、果敢に自分たちも攻めていって、最後はああいう我々が5点目を先に取れそうな空気感があったので、戦い方については悔いはないです。ただ、やはり3バックから4バックに変えると、最後のギリギリのところで、やはり絞り方とか、カバーの仕方というのは数メートル変わる。なので、やはり変えざるを得なかったという状況が、我々の大きな反省点かなと思います。変えたことで点を取れたと言えますが、あの早い時間に変えざるを得なかったというのは大いに反省しなければいけないなと思います。

1失点目の後に綱島選手に指示を出していましたが、どういったことを伝えていたのでしょうか?
プレーのことを指示したわけではなくて、「お前が成長を見せるとしたらここからだ」と。今までも彼は自分のミスを少し引きずっていたところがあるので、「ここから普段通りのお前を見せろと、それが成長の証だぞ」というメンタル的なところをちょっと声をかけました。

セットプレーから3点を決めましたが、その部分の評価を聞かせてください。
僕も数字はちょっとわからないのですが、攻撃のセットプレーのところで、例えば流れて折り返して点を取るとかを含めると、このチームはおそらく、まあまあ点を取っています。直接ゴールが入るとか、直接ヘディングではなくても、リーグの中で何位かというのは流れたボールの度合いをどこまで見るかというのもあるので何とも言えませんが、かなりスタッフ陣がプランニングしているなかで、ボールがそこに行けばチャンスになる。相手のどこが穴になるというのはいつもやってくれているので、そこはもうスタッフのハードワークのおかげかなというふうに思います。

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選手コメント

MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
2度追いついたところは本当にチームとしての力を示せたというのはありますけど、失点が多いのはいただけないかなと思います。最初の2失点は特に監督も話していましたけど、僕たち選手の緩さが出た失点だと思うので、そこは反省点かなと思います。

2失点後から個人のところで攻守にスイッチを入れるようなプレーが見受けられました。
そういうプレスのところで緩いというのが、たぶんチームとしてもあったので、ビハインドですし、攻めなければいけないというのもわかっていたので、そういう意味もあったと思います。

前半は攻撃の前進という部分で苦戦しましたが、どういった感覚でしたか?
その状況によると思いますが、あまり(長いボールを)蹴らない方がいい状況で蹴ってしまったり、チームとして前線にボールを送るというのは、試合開始からの10分、15分ぐらいはそういう意識でやっていますけど、ちょっとタイミングがあまりよくなかったというのはあります。そこはやっぱり噛み合わなかったなというのは思います。

2トップの捕まえ方が難しいように見えました。
相手は片方のサイドに人数をかけてくるような形だったので、なかなか掴むのは難しかったです。ボランチが出てくるところで、バイタルエリアのところとかを使ってくるような感じだったので、すごくやりづらさはありました。

システム変更でやりやすくなった部分はありましたか?
やっぱりマッチアップがはっきりはするので、そういうところでは、ある程度守備の形としては嵌った回数も多くあったかなと思います。流れのなかではなかなか点は入らなかったですけど、セットプレーで点を決めているというのが、チームとしては大きいかなと思います。

自分たちが5点目を取るチャンスもある流れでした。
もちろんチャンスはあったと思いますけど、それに至るまでに失点をもう少し減らさなければいけないと思います。

1-2で折り返したハーフタイムはどういったコミュニケーションを取りましたか?
監督からは、前半の失点のところの緩さというのは、PKだったりクロスからのシュートでしたけど、その前の時点でクロスを上げられているところが、まず緩かったりしたので、そこをしっかり後半は修正するというところでした。選手間では1点返して流れ的には悪くなかったので、このまま追いつけるというふうに感じていたので、本当に細かいところを中心に話したと思います。

染野選手のスイッチを入れる守備を含め交代選手が流れを変える役割を果たした印象です。
ソメ(染野)も守備のところでまず体を張って頑張ってくれましたし、それが流れを引き寄せたと僕は思っているので、彼に関してはすごくとてもいいパフォーマンスだったと思います。マツ(松村)も(松橋)優安も本当に試合に入って消極的ではなく、しっかりチャレンジしながらプレーしてくれたと思うので、本当に途中出場の選手に助けられた試合だったと思います。

今年はホーム平均入場者数が2万人を超える形で、以前から大きな変化がありました。
入場者数はすごく増えましたし、選手としてはそういうなかでやれる喜びがあるので、来年もさらに多くの人が入ってくれるような素晴らしいサッカーをできればいいかなと思っています。

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FW 9染野 唯月

試合を振り返ってください。
難しいゲーム展開でしたが、よく追いついたというのは事実ですし、その後に逆転されてしまったというのは、次の試合に向けて反省しなければいけないかなと思います。

前半半ばからの出場の際にはどういった指示がありましたか?
負けている状況だったので、自分が入ったらスイッチを入れるという意味で、前からプレスというか、前から守備をしていこうと指示がありました。

相手のディフェンスラインに対して守備の部分でどの辺りを意識していましたか?
いろいろな選手とマッチアップしていくなかで、フロンターレの選手はボールを運ぶという能力が高いので、そこは警戒しながら、本当に守備では何度追いもして取りに行くというところは意識して守備をしていました。

2センターバックを意識しながらの守備でした。
相手のボランチを警戒しながら守備ができたので、そこはよかったですし、2センターバックに自分たちの2トップで守備ができたので、そこは嵌るのが当たり前なので、そこでしっかり前線から取り切れた部分は多かったかなと思います。

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MF 10見木 友哉

ゴールシーンを振り返ってください。
いいところにこぼれてきましたし、うまく持ち出して、シュートコースを作って冷静に流し込むことができました。

Jリーグ通算100試合出場に続き、今日の200試合出場達成のセレモニーの試合でもゴールを決めました。
そうですね。なんかついていますね。

前半は試合間隔が空いたことも影響したのか、これまでと比べて緩さのようなものを感じました。
やっているなかだと、もちろん一人ひとりが頑張っていますし、そんな感じはなかったです。ただ相手も足元の技術があるのが特徴のチームで、そこで上回られてしまって、プレスもちょっと甘かったですし、寄せ切るところが足りなくて、早い時間に2点ビハインドという本当に苦しい状況を作ってしまったのかなと思います。

システム変更後はボランチやサイドを行き来する形になりましたが、どんなイメージでプレーしていましたか?
左に入って、左サイドバックを上げて自分は基本的に中でという指示はあったので、そんなに3バックのシャドーと4バックの左サイドハーフの役割という部分では、守備のところはもちろん違いますけど、攻撃はそこまで違いなくできました。あとボランチのところは失点に絡んだ部分もあったので、もちろんファウルであってほしいというプレーではありましたけど、そのままゴールになってしまったので、結果的にあの失点が重かったと思います。今日はそんなにボランチでプレーはせずに、すぐにまた左に戻ったのでそんなに簡単ではないですけど、ちょっと悔しい部分はあります。

2度も2点差を追いついたという部分で気持ちは見せたと思います。
前半に1点返して勢いがあったなかで、後半すぐに(谷口)栄斗が決めて追いついたなか、やっぱりそのまま逆転に持っていきたかったです。ああやってもう一度、2点のビハインドになりましたけど、そこからまた追いつけたというのは、セットプレーですけど、チャンスもありましたし、よかったと思います。ただ結局最後に負けてしまったので悔しいです。

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