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MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第29節 - 柏レイソル vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずは台風の影響で不安定な天気にも関わらず、本当に多くのファン・サポーターが来てくれて、僕もびっくりしました。ここで一緒に戦ってくれたことを感謝したいと思います。本当に我々にとって大きな後押しになりました。最後に彼らと一緒に喜び合えたことは本当によかったと思います。 ゲームの中で反省すべきは前半の入り方と終わらせ方です。ここはロッカールームで徹底しようと強く言っていましたが、自分が徹底させきれなかったなと思います。選手がやれなかったら自分の問題なので、そこはどういうアプローチがよかったのか、どういう表現がよかったのか、そこは自分でもしっかり振り返りたいと思います。ただ、点を取られてからも我々のペースを崩さなかったこと、そこで2点を取ったことはポジティブな部分です。前半は相手の左サイドのジエゴとマテウス サヴィオ、あるいは小屋松の2列目の浮いたところをどう掴むかという部分で苦労し、少し押し込まれました。あそこの整理をもっと早くしてあげられればよかったなと思っています。 後半は相手も2トップ気味にやってきたので、掴みづらさはなくなったけれどもゴール前の迫力が増えました。選手はよく体を張って、球際のところでシュートブロックしてくれたなと思います。全員で掴み取った勝利なので、また全員でいい準備をして、厳しい競争でピッチに立つことを目標にいい練習をしたいと思います。

後半はずっと相手に主導権を握られる状況が続きました。自分たちの時間を作れなかった要因はどの辺りにありましたか?
もちろん相手はリスクを冒して、両サイドバックが非常に高い位置を取ってきましたし、そこを裏返すようなボールであったり、動き出しであったり、キープであったりというところは、少し守備に追われて疲弊して押し返すようなキープ、ボールの持ち方ができなかったと思います。最後は特に翁長聖が足を攣った中で、我々のカードの切り方も最初に1枚を切った後に、2枚ずつ切った後でのアクシデントだったので、1枚少ないような状況だったので、余計に押し返すことができなかったと思います。ただみんなはそれを承知の上で彼も足を引きずりながらでしたが、よく耐えたなと思います。何よりもゴール前のところやバイタルエリアのシュートブロックというのは魂を見せてくれたなと思います。

途中出場の染野選手の動きが少し重く見えましたが、何らかのアクシデントがあったということでしょうか?
我々もちょっとそれを心配していましたけど、本人に確認したら問題ないということでした。ただ、彼もリードをしていて、失点したくないという状況だったので、かなり守備の方に気をつかっていたと思います。もちろん彼は攻撃の選手なので、もっと相手ゴール前のところで躍動したかったという思いはあるでしょうけど、チームの一員として強固な守備の一員になってくれたことが次につながると思うので、より長い時間ピッチに立ちたいという思いが強まったのではないかと思います。

今日の勝利によって勝点41で暫定7位に浮上しました。残留を目標にする中で現状についてどう捉えていますか?
我々のクラブの目標が残留であることは間違いないです。それはもう経験値とクラブ規模を考えたら、絶対、唯一無二の目標です。ただ、それを最終節まで持ち込むのか、あるいは何試合かを残して、我々らしく我々のサッカーを示すという状況で終盤を迎えるのかというところでは、選手の経験値としても大きな差があると思います。とにかく一試合一試合を勝点3にこだわって、どのステージで最後J1の中で競い合うかというところは高い意識を持っていますし、後ろを気にしているわけではないですが、残留というのはこのクラブで絶対的に与えられた使命だと思いますし、まずはそこに到達したいなという思いです。

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選手コメント

MF 8齋藤 功佑

試合を振り返ってください。
よく耐えたなと。そしてよく勝点3を奪えたなと感じています。

山見選手のゴールをアシストした場面を聞かせてください。
ボールを奪った流れで、山見がいい動きをしていたので、足元なのか、背後なのかというところで、最初は山見の足元に出せるような体の向きを作っておいて、対峙しているディフェンダーが少しそこに引き付けられたので、スペースに出したら山見が最後にちゃんと決めてくれたという感じです。あそこは冷静に相手が動くのを少し待って出せたかなと思います。

後半はかなり押し込まれる展開を強いられました。どういったところが問題でしたか?
チームとして立ち上がりがうまくいかなかった中で、前半から自分たちの攻撃になったときに、やり切れてしまうというか、シュートまで行き切れる部分もあって、ボールを持って休むというか、相手を走らせる時間帯がなかなか作れなかったです。それが後半に響いたというか、前半から守備もハードワークして攻撃もカウンターまで強度を出してやり切るみたいな展開が前半から続いたので、そこが後半にやや響いて守備に行けなくなったときにブロックを敷くしかなくて、セカンドボールを拾えなくてという展開で押し込まれる形になってしまったのかなと思います。

それでも長い時間帯を耐え切って勝点3を手にしました。
本当にインテンシティ高く、最後まで粘り強く戦えたところは、チームにとって自信にもなりますし、本当に勝点3を得られたということが一番大きいです。ただ、次に向けて改善すべき点は改善しながらやっていかなければいけないなと思います。

立ち上がりの失点後はピッチ内で集まって声掛けをしていましたが、どういったやり取りでしたか?
少しバタバタしていたので、一度チームでまとまって共通認識を作ってから、もう1回入り直そうという意味合いで、全員がまとまって話をしました。もう1回入りのところで共通認識を持って、攻撃では背後から狙ってセカンドボールを拾うというところですし、守備もしっかり内側を締めて強度を出すところからという戦い方の再確認をしました。

ここ最近複数得点を奪えていなかった中で攻撃陣を中心に3点を奪うことができました。
本当にチャンスは作れていた中で、点が取れていない状況は続いていましたけど、それを諦めずにやり続けて、よりよくしていく。毎試合改善していくということをやり続けた結果が、こうやって複数得点につながったかなと思うので、またこの試合を振り返ってしっかりと次につなげていきたいなと思います。

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FW 11山見 大登

ゴールシーンを振り返ってください。
前節同様に相手のサイドバックが高い位置を取るというのをスカウティングのところからわかっていたので、うまくボールを奪えれば、自分の方が前に入れるということはわかっていましたし、関根選手のスライディングもうまく見えたかなと思います。

相手の前半の可変式の戦い方への対応で少し苦戦を強いられました。
左サイドであればマテウス サヴィオ選手のところ、右サイドでは関根選手のところをうまく使えなかったというのは改善していかないといけないと思います。あそこで中に高さがあるからこそ、後ろもラインが下がってしまったと思いますし、前からプレスに行くのであれば、ボランチのところをもう少し押し出していかないと、さすがに僕もサイドのところで間に合わないと思います。そういう状況であれば、全体としての意識を統一して、ラインをもう1個下げるであったりだとか、違う対応をしなければいけなかったかなと思います。

カウンターで攻めきれるという部分で自分たちの時間帯を作るところが少し難しくなったという感じでしょうか?
ビルドアップをしっかりとできれば、相手を剥がしたりする場面が多かったです。チャンスにつながる場面が多かったからこそ、すごくスピーディーな展開になってしまったと思うので、そういったところでもう1個落ち着きがあってもよかったのかなと思います。

スタッツ上ではかなり難しい試合展開でしたが、その展開で勝ちきれた要因はどの辺りにありましたか?
ボックスの中には人が多いですし、ゴール前で体を張るというのは全員の意思統一としてあると思うので、そういった部分が出たからこそ後半をゼロに抑えられたのかなと思います。

今日の勝利によって勝点41で暫定7位に浮上しました。
積み上げていけば、上の方にいけると思うので、そこは意識せずに一戦一戦を戦っていければいいかなと思います。

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FW 20木村 勇大

リーグ戦11試合ぶりのゴールとなりました。
焦りもありましたし、ずっとワントップで試合に出ている中で結果を残せていないという責任もすごく感じていました。自分の中で焦りや責任を感じながら毎試合やっていました。先週も勝ててうれしかったですが、少し歯がゆい部分があったりして、心の底から喜べていない自分がいたので、今日はチームの勝利にやっとゴールで貢献できたということが、なによりも大きかったかなと思います。

反転から思い切って右足を振る形でした。
(フリーの味方がいるのは)何となく感じていましたけど、自分に対してプレッシャーが弱くなったのを感じましたし、今日はとにかくシュートをどんな体勢からでも打とうと思っていたので、思い切って振り抜いたらいいところに飛んでくれました。芝も少し短めだったので、浮いたシュートになりましたけど、グラウンダーでもいいところに打てればチャンスになるかなとは思っていたので、それがああいう形で入ってよかったです。

これでシーズン2桁ゴールとなりました。
あまり気にしないようにはしていましたけど、ずっと9点で止まっているというのは、正直すごく心の中で引っかかっていました。周りからもそういう声がすごく聞こえていたので、より余計に自分の中ですごくもどかしい部分がありました。そういった9点だったので、やっとここで動かすことができて、そこもすごくうれしいです。

先制直後の貴重な同点ゴールという部分で大きな価値がありました。
最近はなかなかゴールでチームに貢献できていなかったので、柏の入りに少し吞まれた部分があって失点した後だったので、そこでもう1回盛り返すという意味でもゴールを決められてよかったです。

今日の勝利によって勝点41で暫定7位に浮上しました。
上にも下にも近いという状況がずっと続いていて、なかなか混戦しているリーグの中で、やっぱり1つの勝点3がすごく大事だと思うので、今日はアウェイで勝てたというのはすごく大きかったかなと思います。

ゴールから遠ざかっている状況でどんなところを意識して取り組んできましたか?
ゴール前にスプリントをかけて入り続けるというところと、最近の2試合前ぐらいまで3試合シュートを打てていない時間があったので、どんな形でもシュートを打つというところはすごく意識して挑んでいました。そこがゴールにつながってよかったです。なかなかしんどかったですし、今まであまり自分はシュート練習とかをしなかったのですが、最近はすごく仁志さん(森下仁志コーチ)に付きっきりでやってもらっていました。ゴールを奪うために何が大事かとか、ゴールを取るメンタルというところをすごく言われて、自分もすごく意識してやっているので、今日も前向きな気持ちで試合に取り組めましたし、そこがよかったかなと思います。

ここにきて成長を感じる部分はどの辺りですか?
なかなか今まではメンタルとかがあまり強くなくて、よくないときに結構自分は気持ちの部分で落ちたり、沈んでいきがちな部分がありました。その中でちょっとベンチになった期間とかはしんどかったのですが、そこを乗り越えてちゃんとこうやってまた結果を残せたというのは、そのしんどいときにどういう取り組みをするかとか、何をやり続けるかというところで、去年の自分や今までの自分と比べてすごく大きく成長できたこの数か月だったかなと思います。

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