MATCH試合情報
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試合を振り返ってください。
平日の夜にここまで来てくれたファン・サポーターと喜び合えてよかったと思います。彼らに背中を押してもらったことを本当に感謝しています。怪我人と退場者含め、何試合か前に今シーズン一番の踏ん張りどころと自分は言った記憶がありますが、それが今シーズン一番ではなかったというのが今回だったと思います。選手は新しいシステムにも本当にアジャストしてくれて、まずは点を取られなかったところ、そして後半になれば必ず自分たちの時間になるので、辛抱強く相手陣でサッカーをやるところ、それらを選手たちが具現化してくれたと思います。だからこそ、後半は我々が勝ち点3にふさわしいサッカーをしたと思いますし、それは前半耐えたこともひとつの要因だと捉えています。もうひとつは途中から出た選手が本当に身体を張ってくれて、前線の選手、中盤の選手を含めてハードワークしてくれたので、我々が言うバトンを渡して、バトンを受けるという試合が、この総力戦の中でできたということは次につながると思います。
新たな布陣や選手の人選、後半の微調整を含めて戦術面の狙いを聞かせてください。
3バックでやるときに3枚が後ろに重たくならないということが、一番のテーマでした。私が試合前日に決断したので、準備が1日となりましたが、、後半かなりスペースができて押し込むことができたことで、宮原和也はかなり前でプレーすることができました。前半からその意図はありましたが、うまくボールを刈り取るエリアが前目にならなかったので、自分たちのゴールの近くまで押された場面もありましたし、なかなかうまく前に出られなかったです。後半はほとんど相手陣でプレーできましたし、3バックの特に右サイドはサイドバックのようにプレーしてほしいと伝えていました。そこをうまくやってくれたと思います。
3バックへの変更は怪我人の影響もありますか。
今プレーし得る選手をみたときに何が一番自分たちの最大値なのか、また今日の相手が[3-4-3]だということも踏まえたうえで、勝ち点3を取るために何が最善かを考えたところの結果でそういうシステムにしました。
決勝点となるプロ初ゴールを記録した稲見選手に対する評価を聞かせてください。
もちろん(加藤弘堅の)怪我で前半途中から入る形になって難しかったと思いますが、彼らしくインテンシティ高く入ってくれましたし、全く違和感がなかったと思います。むしろ彼が入ったことで、チームのインテンシティがひとつ上がったという部分はチームにとってポジティブなことでした。彼だけではなく途中から入った選手のインテンシティという部分が、今日の一番の勝因だったというふうに思っています。
FW 11阪野 豊史
ゴールシーンを振り返ってください。
駆け引きというか、左から行く感じに見せておいて、相手が流したときに右から行くという駆け引きでうまく入れ替わることができました。相手のミスもあったとは思いますが、そこからは点を取るためにボールを運んで打ちました。あの瞬間はちょっと中(の味方)も見えましたが、打てそうだったので打ちました。
古巣相手の恩返しゴールになりました。
栃木から移籍してからは、たぶん点を取ったことがなくて悔しい試合も多かったので、今日はよかったと思います。
今日は途中出場の選手がしっかりと仕事を果たしました。
自分に与えられた時間の中で、それぞれの選手がしっかりとやることをできていたと思います。
試合前日にシステム変更が決まったということでしたが?
システムは違えども、狙っていることは同じなので、インテンシティや相手にプレッシャーに行くということは変わらないですし、それを変わらずに出していくことが大事だと考えていました。攻撃の細かい部分はやりながら修正していけばいいのかなという感じでした。
後半は完全に自分たちのリズムで試合を進められました。
僕の個人的な意見ですが、前半に関しては少しシャドーが落ちすぎていて、1トップの周りにあまり人がいなくて、ボールは持てるけど怖いゾーンに入っていけなかった感じでした。後半はシャドーがより高い位置でプレーしたことで、プレッシャーのかかりもよくなったと思いますし、より相手ゴールに近いところに入っていけるようになりました。ボールを保持するところとのバランスですね。前の選手が落ちすぎると、相手の守備に怖さを与えられなくなるので、その怖さを出していくことが最優先だと思いますし、そのあたりが前半と後半の違いになったと思います。同じシステムで戦っている中、あの1トップのところのマッチアップで勝てるか負けるかでゲーム展開が変わると思うので、そこはゲームを左右する部分だと捉えてプレーしていました。
昨シーズンの序盤戦に比べてひとつの敗戦や引き分けを引きずらない戦いができるようになっている印象ですが?
そこは選手もスタッフも厳しさを持ってやれていて、特に監督がすごくうまく緊張感を持たせて練習も試合もやらせてくれているので、気が抜けない環境をうまく作ってくれていて、選手たちもそれにうまく付いていけている感じです。
MF 20北島 祐二
試合を振り返ってください。
前半はなかなか自分たちが思うような展開にできなかったです。暑さの影響などもあって、なかなかアグレッシブな戦いができずに守備に追われる展開になりました。ただ、そこで失点せずに0-0で後半を迎えられたことが、よかったと思います。後半は相手も疲れますし、こっちは交代選手を使いながら押し込むことができたので、前半の苦しい時間帯に失点しなかったことが、ひとつの勝因だったと思います。
システム変更によって役割も少し変わりましたが、どんなことを意識して臨みましたか。
チームが求めるアグレッシブな部分は変わらずにやっていくところを意識しました。あとは左のウイングにレンくん(加藤蓮)が最初に入りましたが、レンくんがサイドに張って一番高い位置を取った際、左のセンターバックのツナ(綱島)がボールを持ったときは2人の間のスペースが空くので、僕や(森田)晃樹がボールを受けるという意識で試合に入りました。前半は自分が下りるのか、晃樹が流れるのかという部分であまりコミュニケーションを取れずに終わってしまいましたが、後半はうまくコミュニケーションを取りながらやることができました。この[3-4-3]の形でも悪くなかったと思います。
前向きにボールを持った際には可能性を感じる雰囲気が出ていますが?
もっとシュートを打ちたいですし、前向きな状態からのスルーパス、もっとボールを前進させていきたいという気持ちはあります。ただ、そこで強引にプレーするよりも、周りを見ながらという意識もあります。もちろん、隙があれば絶対に前を向いて仕掛けていくところは変わらずにやり続けたいと思います。
90分を通して守備面のハードワークも光りました。
今日で言えば、相手も[3-4-3]の同じシステムで嵌りやすい感じでしたし、どれだけ一人ひとりがボール保持者に寄せていけるかという戦いだったので、そこがはっきりとしていた部分で行きやすさはありました。強度や寄せるスピードといった部分はこれをベースにやっていく必要があります。
先制点はコーナーキックのサインプレーの流れから生まれたものでした。プレースキッカーとしての役割はいかがですか。
いつも相手のショートコーナーへの対応を見ながら、普通に入れるのか、ショートコーナーをするのかを選んでいます。あの場面では相手が全くショートコーナーを警戒していなかったので、そこで意表を突いてやろうという思いでのキックでした。感触はよかったですし、あれが先制点につながってよかったです。
現在、先発での出場機会が増えていますが、チーム内での競争に勝っていくという部分でどのあたりを意識していますか。
選手である以上はスタメンで出てチームの勝利に貢献したいというのが、一番の仕事だと思っています。そこは怪我人がいようといなかろうと、そこを目指して練習から取り組んでいます。今は出れていますが、これを継続してやっていきたいと思います。
ファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
今日も平日のアウェイのナイトゲームにもかかわらず、たくさんのサポーターの方々が応援に来てくれました。こっちがホームなんじゃないかと思うような応援をしていただき、本当に僕らは奮い立たされました。このサポーターと一緒に勝利を喜び合いたいという気持ちを強く感じましたし、本当にありがたいです。この連戦を乗り切るためにはチームだけでなくファン・サポーターの力も必要です。山口はかなり遠いですが、できるだけ足を運んでいただき一緒に勝利を分かち合いたいなと思います。
MF 23綱島 悠斗
システム変更で臨んだ試合でしたが、プレーしてみての手応えはいかがでしたか。
自分は元々センターバックもやっていたので、そのへんは自信を持って、問題なくプレーできると思ってやっていました。コシくん(山越)、レンくん(加藤蓮)、カズヤくん(宮原)といろんな人にサポートしてもらいながら、うまく試合に入れたと思います。
チームとして連係や役割の変化に問題なく対応できた感じでしょうか。
最初は混乱する部分もありましたが、相手を見て自分に与えられた任務というか戦略が結構シンプルな形だったので、相手を見て立ち位置を変えれば、うまく剥がしていけるという手応えはありました。自分のポジショニングを見て(森田)晃樹やコウケンさん(加藤弘堅)、途中からはテツくん(稲見)や(北島)祐二が、空いたところに気を利かせて入ってきてくれるので、自分はうまくそこに預けるだけでした。それでボールが回ったのかなと思います。
守備では背後へのケアや対人対応と安定したプレーを見せていたと思いますが?
ボランチに比べると予測しやすいポジションではありますし、常にどこを相手が狙っているのか、どこにパスを出したいのかを考えながらプレーしていました。自分は足があまり速くないですが、予測のところで上回ることができたので、カバーもできました。これを続けていきたいです。
今日の全体の試合展開や流れをどのように捉えていましたか。
自分的には前半も全く焦っていなくて、シュートは少なかったですが、自分たちでボールを支配することもできていたので、そこまで焦ることはなかったです。後半になれば、城福監督も常日頃から話してくれていますが、自分たちのペースになることを確信していました。そして、後半は思った形で攻めることもできていたと思います。
前節、町田に敗れたあとの試合でしっかりと勝利を取り戻せました。
すごくうれしいですけど、まだ1試合勝っただけですし、ここから連勝しないと意味がないと思っています。自分たちが優勝争いをしてJ1に上がるためには、ひとつも落とせる試合はないので、相手がどこであろうと、全部勝つという気持ちで戦っていきたいです。
次節の山口戦に向けた意気込みを聞かせてください。
自分たちが支配してボールを握ってやりたいサッカーをみせて、攻守に相手を圧倒して勝ちたいです。
MF 25稲見 哲行
プロ初ゴールを振り返ってください。
コーナーキックというところで、絶対にボールがこぼれてくると信じて待っていたところにこぼれてきました。あとはシュートをふかさないように意識して打ったのが、ゴールに入ったという形でした。コースを狙うというよりも、とにかくシュートをふかさないことを意識し、相手に当ってコースが変わって入ってもいいというぐらいの気持ちで打ちました。
プロ初ゴールを決めた心境はいかがですか。
自分の初ゴールがチームの勝利につながったことが何よりもうれしいですし、ずっと求めていたゴールでしたが、それ以上に勝利できたことが一番うれしいです。
試合後に監督やチームメイトからどんな声かけがありましたか。
やっと取れたなとみんなが言ってくれました。あとは同期がみんな喜んでくれましたし、今日はシュート練習の段階から当たっていたので、入る気はしていました。
この初ゴールを報告したい人はいますか。
親もそうですし、リハビリの期間が長かったので、そこでお世話になったトレーナーの方々や、いろいろと話を聞いていただいた方々に報告したいと思います。
急遽の途中出場となりましたが、どういったイメージで試合に入りましたか。
前半はチームがそこまでうまくいっている印象がなかったので、自分が相手の流れを断ち切るというところを意識していました。その上で自分の強みである守備から入って、あとはボールを受けて落ち着かせるという部分が、あまりうまくいっていなかったので、まずはどんどんボールに触ってテンポを作りたいと思って入りました。
今後の定位置奪取へどういったプレーを見せていきたいですか。
自分の強みである守備のストロングをどんどん生かして、ボール奪取でチームの失点数を減らしていきたいですし、ボールを受けてチャンスにつなげたり、今日のようにセットプレーのこぼれ球を積極的に狙っていきたいです。
ファン・サポーターの方々へメッセージをお願いします。
今日も応援ありがとうございました。チームは怪我人も多く厳しい状況が続きますが、こういうときこそチームとしての総合力、ファン・サポーターの方々の力が必要になると思います。選手全員は戦っていきますので、ファン・サポーターのみなさんも一緒に戦ってください。今日は本当にありがとうございました。