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2021 明治安田生命J2リーグ 第11節  東京ヴェルディ vs 大宮アルディージャ
2021.05.02(日)15:00 KICK OFF

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石浦大雅「ゴールに絡むプレーを見せたい」

「楽しむ、楽しませる」ということをいつも意識している

──琉球戦、京都戦、長崎戦と続いた3連戦は1分け2敗という結果でした。長崎戦後の会見では「全部の試合に勝てた、勝ち点9を取るべき3連戦だった」との発言もありましたが、率直にこの結果をどう受け止めていますか?
すごくもったいない3試合だったと思います。自分たちのサッカーが全くできていなかったわけじゃないし、失点も防げたものでした。前半の早い時間帯に失点してしまい、自分たちのサッカーがある程度できていたにもかかわらずゴールが奪えなかった。「負けるべくして負けた試合ではなかった」という思いから、試合後のコメントではああいう表現の仕方をしました。

──京都戦では初のスタメン出場で90分間プレーしました。フル出場したことで見えてきた課題や手応えもあったのでは?
まず体力的な部分で、疲れてきた時にパスミスが出てしまったというのは反省点です。ただフルで試合に出たことで得られたものも多かったと思います。

──2連勝といい流れで迎えた3連戦でしたが、連勝中とこの3連戦とで、自分たちの戦い方、パフォーマンスにどんな違いを感じましたか?
パフォーマンスそのものにそこまで大きな違いはなかったと思います。ただ、さっきも言ったように、失点のシーンでやってはいけないミスが出てしまったというのはあります。先に失点してしまうとゲームプランも難しくなってしまいますし、そこは今回の3連戦に限ったことではなく、改善していかなくてはいけない部分だと思います。

──今季初出場となった町田戦や前節の長崎戦など、後半から出場してチームの流れを良い方向に変えるプレーを見せています。途中からピッチに入る時にどんなことを意識していますか?
基本的には途中出場でも先発でも考え方は変わりませんが、途中出場の時はスタメンで出ていた選手たちをどうやって助けるか、チームのために何ができるかということを強く意識してピッチに入るようにはしています。

──限られたプレータイムの中でも、特にチャンスクリエイトの局面で印象的なプレーを見せています。自分の持ち味を出せているという手応えはありますか?
チャンスを作るプレーが自分の武器なのでそれを出していきたいですが、まだゴールに絡むことができていないので、そこはまだまだ足りないと思っています。

──それでも石浦選手のプレーからは、「俺が何とかしてやる、チームを勝てせてやる」という意思が伝わってきます。
自分のプレーをそういうふうに見てもらえているのはうれしいですけど、そういう気持ちはチームの全員が持っています。チームのために、応援してくれる方々のために、早く結果につながるプレー、勝利につながるプレーというのを見せられる選手になりたいです。

──開幕前には「プロ基準のプレー」を身につけたいと話していました。
シーズン序盤はずっとメンバー外で、トレーニングでAチームを相手にするという状況だったので、そういう中で守備の強度のところは意識的に取り組めていたと思います。実戦の中でも、特に京都戦にフル出場したあたりから、気持ちに余裕が出てきたというか、落ち着いてプレーできている感覚はあります。焦らずにプレーすべきところ、パスを通すなど強気にプレーすべきところというのが少しずつ使い分けられるようになってきたと思います。

──今節は現在3連敗中と調子が上がらない大宮が相手です。試合への意気込みを聞かせてください。
まずチームとしてしっかり勝つということ、個人としてはまだ目に見える結果を残せていないので、ゴールであれアシストであれ、とにかくゴールに絡むプレーを見せたいです。

──緊急事態宣言によって、残念ながらゴールデンウィーク中のホーム2連戦はリモートマッチになってしまいました。DAZNで観戦するファン・サポーターにどんなプレーを見せたいですか?
座右の銘じゃないですけど、自分の中では「楽しむ、楽しませる」ということをいつも意識しているので、画面越しに試合を観てくれている人たちが思わず声を上げるような試合をしたいですね。「上手い!」とか「よっしゃー!」とか。もちろん、勝たないと観ている人も楽しくないと思うので、ヴェルディのサッカーで勝って皆さんを楽しませたいです。

──「楽しむ、楽しませる」がプロとして一番大切にしていることですか?
う〜ん、そこはよく分からないです(笑)。ただ、「観ている人を楽しませたい」というのはユースの頃からあったので、「プロ選手として」というよりは、自分がサッカーをしていくうえでベースにあるものですね。スタジアムに来られない人たちの想いというのを大事にしたいですし、またスタジアムに観客が戻ってきた時に、観に来てくれた方が後悔しないような、嫌な気持ちにならないような試合をしたいです。