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MATCH試合情報

2013 Jリーグ ディビジョン2 第30節 - ヴィッセル神戸 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

アウェイロード第2戦となったヴィッセル神戸戦、チームは出場停止の石神直哉と負傷で出場を回避した森勇介を欠く布陣で臨んだ。まとわりつくような湿気と高い気温の中で、選手たちは消耗戦を戦った。

序盤から押し込まれる形を強いられたヴェルディ。ピッチコンディションが悪い中、ボールが足元に収まらず、逆にボールをコントロールした神戸に主導権を握られ、再三に渡ってバイタルエリアへの侵入を許す。紙一重のところで堪えていたが、18分に福井諒司がペナルティエリアの中でファウルをしたとしてPKを与えてしまう。一度は決まったPKがやり直しになることになったが、再び決められて先制点を献上した。反撃に出たいヴェルディだが、どうしてもボールが収まらず、陣形も間延びして攻撃の形を見いだせない。それでも高原直泰や常盤聡の個人技からシュートシーンを創出すると、39分に少ないチャンスをモノにした。高い位置でボールを受けた井林が、縦に緩やかなフィード。これを高原が頭で合わせると、GKがはじいたこぼれ球に小池純輝が反応して詰めて、リズムに乗れないながらも神戸ゴールをこじ開けて同点に追いついた。

ハーフタイムに攻守両面でポイントを整理して臨んだ後半だったが、立ち上がりにエアポケットへと落ちてしまった。後半開始直後の47分、ミスからカウンターを受けると、そのまま守備が混乱してマークがおろそかになり、あっさりと勝ち越し点を奪われた。その後、ミスを連発して思うようにボールがつなげないながらも、相手のカウンターを少ない人数で抑えながら反撃に転じたヴェルディ。関光博、安田晃大、高木大輔と交代カードを切って、最後まで追いつくために神戸ゴールに向かい続けたが、決定的な場面はほとんど作れずに1点差に泣いて惜敗した。今週末の松本山雅FC戦までは中3日。ショックを引きずらずに、チームは気持ちを切り替えて次の戦いへと向かう

 

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――今日の試合を振り返ってください。

「非常にタフな試合だったと思います。こういう暑い気温と湿度の中で、精度の部分に問題はありますが、選手は最後まで気持ちはゴールに向かっていたと思います。そして、そういう試合で選手を責めるべきではないと思います。この世界ではミスをした方が負けるわけで、相手に勝利をプレゼントする形になってしまいました。それも今、自分たちができることをやった結果であり、これからもしっかり準備をして、次の試合に進まないといけないなと改めて思っています。素晴らしいスタジアムで、東京から来たヴェルディサポーターの前で、もう少しいいサッカーを見せたかったし、見ている人が喜ぶようなもう少しエレガントなサッカーを見せたかった。どちらかと言うと逆の結果になってしまって、周りを失望させてしまうシーンが多かったなというのが正直な気持ちです。でも、これも自分たちの力なわけですから、少なからずあったミスを一つひとつ修正して上に進んで行きたいなと思っています」

――2人目の交代で安田選手を選んだ理由は?

「もちろん、リズムを我々のものにしたかったから。焦りがあったのか、最終ラインとトップラインの2ラインになっている場面が多かったので、間のスペースを上手く使って、もう一度リズムとテンポをこちらに引き戻して、攻撃をもう一度立て直したかったという意図があった。やはり初じめてスタメン出場した特別指定の端山(豪)のパフォーマンスも、プロとしてあの時間帯からぐっと上がってくるのかどうかという計算もありました。そういうことを考えると、経験もあって、地元が関西であって、彼のモチベーションなどを考えれば、勇気を出してグランドに出すべきだと思って使いました」

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