日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
株式会社H&K
ATHLETA
ゼビオグループ

MATCH試合情報

2013 Jリーグ ディビジョン2 第6節 - 東京ヴェルディ vs FC岐阜

マッチレポート

【試合後選手コメント:FW44高原直泰選手】

――今季初勝利ですが感想はいかがでしょうか?

「チームとしては我慢した1カ月でしたが、サポーターの方々は我慢強くチームを応援してくれました。その気持ちは選手たちにも伝わっていたので、今日こうやって勝利することができてよかったです」

――先制点のシーンを振り返ってください。

「自分としては、自分がゴールを決めることよりも、チームとして前半のうちにゴールを決めようと入っていたので、そういう気持ちもあって、あの場面で強いシュートを打つことができました」

――良い内容での勝利でしたが?

「前半はいい形だったんですが、後半はもっと良いサッカーをしたかったです。やっぱりこうやって来てくれているファンの方々がもっと楽しんで帰ってもらえるようにしなければ、自分たちがプレーしている意味はないと思っています。だから、もっとそういうところを追求して良いサッカーをして、その上できっちり結果を手にしたいと思っています」

――今後に向けた意気込みをお願いします。

「チームはまだまだ発展途上なので、サポーターの方々には我慢強く見守ってもらいたいと思っています。今日はありがとうございました」

 

【試合後選手コメント:MF17常盤聡選手】

――今季初勝利ですが今の気持ちを聞かせてください。

「正直に、嬉しい気持ちです」

――ここまで勝利がない状況でどんな気持ちでこの試合に臨みましたか?

「なかなか勝ち点3を挙げることができていなかったので、僕自身もピッチに立っていて悔しい思いでした。チームとしてやりたいサッカーを徐々に長い時間できるようになった手応えはあったので、今日はそういう中で勝ち点3を獲れてよかったです」

――ゴールの場面は狙っていましたか?

「狙いました(笑)」

――ヴェルディでの初ゴールですが、どんな気持ですか?

「もっと早い段階で自分の形からのシュートを見せたかったんですが、これからまだたくさん試合もあるので、今後はもっと自分のプレーを見せていきたいです」

――サポーターの方へのメッセージをお願いします

「これからもっとヴェルディらしいサッカーを見せていくので、応援よろしくお願いします」

 

【試合後選手コメント: GK1佐藤優也選手】

――試合を振り返ってください。

「なかなか勝てていない中で、今日は勝つことができたので、チームとしてこれまでやってきたことがようやく実になった気がします。それでも、これに一喜一憂することなく、しっかりやっていきたいと思っています」

――3バックに変更して2試合目でだいぶ安定感が出てきた印象ですが?

「守備の部分で言いますと、3バックにしたことで守備をする選手と攻撃をする選手がはっきりと分かれるようになりました。そういう意味で、個々の選手の役割が明確になった印象があります。でも、まだまだバタつく場面や、自分たちでリズムを崩して相手に流れを渡す部分もあったので、そのへんは修正していきたいと思います。ただ、手応えは感じています」

――守備が安定したことや早い時間に先制点を奪えたことで良い意味でリスクを冒すプレーが多かった印象ですが?

「そうですね。今日はチームとして立ち上がりからゴールを奪おうという思いで試合に入っていたので、いつもよりアグレッシブにできたと思います。例えば、ジョン(キム・ジョンピル選手)が上がった際には誰かがカバーするということが明確になっていたので、彼も思い切ってオーバーラップすることができていたと思います」

――後半途中に石神選手が入ってから守備の陣形が変わっていましたが

「ゲームを締めようという立ち位置でああいう形になったんだと思います。その中で、しっかりゼロで試合を終えることができたのはよかったと思います。チームとしても意思の統一が図れていたのもよかったです」

――次節のガンバ大阪戦に向けた意気込みをお願いします

「今日勝てたこと、1試合勝てたことを喜んでいるだけでなく、もう今この瞬間からガンバ戦を意識してやっているので、次の試合にみんなが良い意識で準備できたらしっかり戦えると思います」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「今日は、5節が終わって3月のラストゲームとなる6節目で、3月の中で一番大事な試合だということは分かっていました。そのような中で、プレッシャーに巻き込まれてしまうという展開と、逆に今日のようなプレッシャーに打ち勝って我々らしさが出る展開の2パターンを考えていて、今日は後者になりました。立ち上がりが非常に大事だということを、1週間の準備期間中ではなく、ここへ来る前のミーティングで選手に話しました。この試合の重要性と、立ち上がりが重要だということを選手たちがしっかり頭に入れて、良い入り方をしてくれたので、その結果、最終的にこのような試合をすることができました。ただ、Jリーグを戦う上で全てが解決したわけではないと思いますし、ここで笑ってしまえば次は終わるということがサッカーではありますし、スタートを切れた今、ここから自分たちが目指すところにより近づくことができればいいなと思います」

――1勝を挙げて、終わった後に選手に何を伝えましたか。

「労いの言葉を『ありがとう』と伝えて、それ以外はまだ何も伝えていません」

――得点以外の場面でも、先頭に立って動いていた高原選手の評価はいかがですか。

「今週この岐阜戦に向けて、水曜日に30分3本のトレーニングマッチを行いました。その1本目を今日のメンバーで臨み、その時にタカ(高原)とコミュニケーションをとりました。FWというのは頭から決めてやるという、前へ前へという気持ちが必要で、温存するものではなく、自分が最初から決めてやるという気持ちが必要。後半もまだできていたのにという言葉が出るようであれば、前半で交代ですし、極端に言えば、前半でもうやれないというくらいで、始めて後半に必要だと思えるものなのではないかなと思う。そのようなコミュニケーションをとった後、トレーニングマッチですぐに実行してくれました。そういうトレーニングからくる柔軟性が今日のようなプレーを生んだのだと思います。彼自身素晴らしいキャリアを持ち、J2リーグでうまく彼らしさや可能性を感じながらプレーしています。彼であればきっとこれで満足しているとは思いません」

――6試合目での初勝利について、時間はかかったと思いますか?

「掛かる時はこのくらい掛かると思っていました。勝ち点1を積み上げるということはどういうものなのかというのを経験したことは、私自身よかったです。これまでの勝ち点4という数字を大きくするのも小さくするのも今日の試合で変わるので、大事な試合でした。勝てていないと表現するか、負けていないと表現するかも、今日の試合に懸っていたので、そういう意味では、勝利という状況を得るのに時間がかかったと思います。早いことにこしたことはありません。ただ、これから昇格を目指して、チームが一つになっていく中でこのような苦労であったり、乗り越える大きなものを今経験していたほうが、これからの大事な時にプラスになっていくのではないかと思っています」

――前線の3選手は縦横無尽に走り回っていましたが、これは監督からの指示ですか。それとも選手の意思ですか。

「マイボール時も相手ボール時もポイントをシンプルにして、どういうことを前線からやっていくか、またはマイボール時にはどういう動きをしたいか、ということはトレーニングでイメージ付ける時に口うるさく言いますし、準備期間の中で言い尽くしていることは当然あります。例えば、スプリントの数であったり、ボールを回すトレーニングの時、フォーメーションのトレーニングの時でも、一つのことに対してずっと言います。しかし、試合で過剰にこれをやってくれと言うことはありません。試合では、トレーニングで言っていることを自然とやり、攻撃であれば躍動するでしょう。守備であれば、前から責任をもってプレスをかけることがどれだけ自分たちのボールになる可能性が高くなるか。また、マイボールになった時にチャンスになるか。相手ボールの時には後ろが楽になるか。そういうことを前線の3人は理解しながらやっていたと思います。それを、高原だから、西だから、飯尾だから免除することはなく、18歳の前田も、高原も同じようにやることが大切なのです」

――高原はヘディングが強いが、それを今後積極的に使っていかないのですか?

「一つのオプションとして、チームが持つべきものだと思います。また、今日の岐阜という相手には、繋ぐことよりもシンプルに前へ狙っていくことが非常に大事だと思います。ただ、試合の準備をするにあたって、どのチームもヴェルディにはモチベーションを持ってくると思います。緑のユニフォームを見れば、負けたくないという思いでくるでしょう。相手がどういうことをしてくるか、またはどのようなことを怖がっているか、それによってタカをうまく活かせるか。今日の相手は、それを上手く使える時と使えない時があったと思います。例えば、ジョンピル(キム)のフリーキックはいつもであれば近くの森へ、または後ろへ下げるところを、今日は口うるさく前へシンプルで大丈夫だからという指示によって高原へシンプルに入れて、そこに常盤が反応したプレーがありました。それを考えれば、オプションとしてこれからも使いたいです。しかし、だからといって単調にそれだけが狙いとなるサッカーは考えていません。ただ、勝利することに向かって、必要な武器だとは考えています」

――選手に伝える内容によって言うタイミングを考えているようですが?

「6試合の中で、どういう言葉を使うと選手が頭の中でしっかり整理して、私と選手の間で目指すサッカーを再現できるのかを考えています。公式戦というのは、トレーニングマッチとも違うし練習とも違います。どのように言葉を使うと、選手にとってプラスになるかということを、準備期間で進めてきたつもりです。公式戦で使う言葉は私が2年間やってきたチームとここでは違います。どのようなタイミングで、どういうことを言うと彼らがシンプルに勝ちを目指して、ピッチで躍動するのかということを自分ではいつも意識してここまでやってきました。今日の試合でいうと、準備期間の中で立ち上がりが大事だということを、今日はじめて伝えました。今までは準備の中でそういうことが大事だということを意識付けてやってきました。けれど、もしかしたら本番で薄れる可能性があるかなと思ったので。高原については、前節途中で代えているので、選手個人として立ち上がりのパフォーマンスをどう出すかということは準備期間中に言ってきました」

 

続きを読む

試合一覧へ