MATCH試合情報
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【試合展開】
ホーム連戦でまさかの連敗を喫したベレーザは、ホーム連戦の締めくくりとなる伊賀FCくノ一三重戦で再起を誓って西が丘のピッチに立った。
前半戦同様、前から猛烈なプレスをかけてくる相手に対して、ベレーザはパスワークでいなそうとするが、プレスの波は第一波を越えても第二波、第三波と続いてボールをからめとられる。ひとたび奪うと、遠い位置からも積極的にゴールを狙う相手に対して、有機的にボールを前線に運ぶことができない。
早い寄せに苦しむ中でも簡単にロングボールで逃げないベレーザは、ジワジワと陣地を回復していく。スペースへ小林里歌子や植木理子が抜け出す場面を作るが、どれも必死にプレスバックする相手に寸手のところで阻まれる。
試合が動いたのは前半終了間際の43分。左サイドのスペースに木下桃香が抜け出すと、ゴール前にクロスボールを供給。小林が頭で合わせたボールはゆっくりとゴール右隅へ吸い込まれて先制に成功した。
後半に入って、GKを含めて相手のプレスをいなしたチームは、丁寧なビルドアップで相手を徐々に押し込んでいく。60分には、前半戦の対戦を彷彿とさせるような長谷川唯の左足ミドルシュートで追加点。75分には長谷川のパスに抜け出した宮澤ひなたが冷静に相手GKをかわしてゴールに流し込んで試合を決めた。
試合を振り返ってください。
2連敗の後、皆が色々な思いの中でトレーニングをして、なんとか流れをもう一度掴みたかったところがあるので、そういう状況の中でも応援してくださった方々がいてありがたかったですし、その人たちに勝利を届けることが良かったです。
前半戦での対戦と同じで前から相手が猛烈なプレスをかけてくる展開でした。
そういう相手に対して、こういう入り方をしていこうという僕の指示の下でトライしたところ、それが上手く機能せずに、選手の動きが制約される中でなんとか失点を凌いだのが、今日の勝利の要因だったと思います。その中で、マイボールにする力だったり、前に運ぶ力だったり、シュートを決めるというところだったり、ボールを奪うというところだったり、そういうこの部分のレベルをより上げなければいけないということは浮き彫りになったとも思います。
後半に入ってからは、相手のプレスをいなしたり外す場面が増えて押し込む時間が増えたように思います。
ビルドアップにGKが加わることで、少し余裕が出たことはポイントだったと思います。交代の選手も役割を発揮して、ゴールできたことはすごく良かったと思います。できれば、それを前半の立ち上がりからやりたいと思います。
DF 3村松 智子
試合全体を振り返ってください。
相手が前から来るのと、蹴ってくるのは予想していたのでその準備をしっかりとして、取ったボールを攻撃に繋げられるようにというのは意識して試合に入りました。
開幕戦以来の無失点ですが。
前線の選手が点を取ってきてくれて大量得点をする試合でも失点が1ある試合が続いていて、1点で負ける試合が続いていました。後ろの選手はなんとしても無失点で行こうという話をしていたので、あの時間帯に耐えられたのはチームとして大きかったかなと思います。
セットプレーでゴールを取れそうなシーンもありました。
(長谷川)唯と目が合って伊賀の選手は前に強くて大きいので、ファーが空いてくるかなと思って入ったら、良いボールを蹴ってくれたのでゴールに直接打つのか、折り返すのかの判断は次に繋げていきたいです。
次節への意気込みをお願いします。
自分たちは1試合も落とせないですし、チームとして優勝は絶対に諦めてはいけないところだと思っています。勝ち続けることで必ずチャンスはあると思うので、ディフェンスとしては絶対に無失点で抑えるということを意識して残りの試合は全部勝ちたいと思います。
FW 15宮澤 ひなた
試合全体を振り返ってください。
前半が上手くゴールまでいけるシーンが少ないなかで、(小林)里歌子さんが1点を取ってくれて少し落ち着いて後半に入れました。しっかり3-0という形で終われたのは、チームとして大きかったかなと思います。
ゴールシーンを振り返ってください。
(長谷川)唯さんがトラップして顔を上げた時に目が合って、そこしかないなというタイミングだったのでしっかりキーパーサイドをかわして、冷静にゴールを決められたので良かったかなと思います。
次節への意気込みをお願いします。
直近2戦で2敗していて、今日勝利できたのはすごく大きかったですし、この勝利をしっかり次に繋げてチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います。