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MATCH試合情報

2020 プレナスなでしこリーグ1部 第4節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース

マッチレポート

【試合展開】

前節、敵地での浦和レッズレディースとの一戦で今季初黒星を喫したベレーザ。今季初の有観客でのホームゲームを迎え、アルビレックス新潟と対戦した。

 

前半からボールを保持し、テンポの良いパスワークで前線にボールを入れながら、フィニッシュの場面で連携が合わずに決め手を欠く。流れに乗り切れないでいると、27分に左からのクロスを入れられると、DF間に入られて頭で合わされて先制を許す。

 

リードを追う後半もボールを保持し、前線にボールを入れて相手を押し込むが、あと一歩でフィニッシュに持ち込むことができない。すると、65分に前半と同じような形で、今度は右サイドからのクロスボールをDF間で頭で合わされてリードを広げられてしまう。

 

ビハインドを追いながらも、徐々にゴールへの意識を強めていったベレーザは、崩し切る意識よりもゴールへの意識を強め、きわどいエリアまでボールを運んでいく。アディショナルタイムに突入すると思われた89分、相手を揺さぶってできた左サイドのスペースに遠藤純が飛び出し、そこに木下桃香が絶妙なスルーパスを通す。遠藤がそのままゴール前に持ち込み、冷静に流し込んで1点を返す。反撃は止まらない。なおもリードを追う展開で相手のボールを高い位置で奪うと、左サイドでボールを受けた長谷川唯が相手DFとの1対1で仕掛けて突破。ゴールライン際でマイナス方向にグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前に入ってきた小林里歌子が左足でワンタッチで合わせてあっという間に追いついた。

 

残るアディショナルタイム2分で逆転まで持ち込める雰囲気もあったが、バイタルエリアまでボールを運びながらも勝ち切れず。敗色濃厚な雰囲気が漂う中、地力を見せて追いついた劇的な一戦となった。

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監督コメント

永田 雅人 監督

試合全体を振り返ってください。
前半、ボールを持つビルドアップの流れは作り、そこから上手く侵入していくところで、ゴールへの流れを作りかけていました。しかし、やっぱり崩すところに気を使うところからゴールに向かってギアチェンジするところに意識を変えることが上手くできませんでした。もう少しゴールへ向かう流れを強くしたかったです。それがそのまま試合の結果につながったところがあると思います。

最後の5分でゴールへの意識がはまりましたね。
細かく網の目を突いていけばゴールする実力があるというのが見えたことは良かったんですが、それが全体でもっと出していけるようにしないといけないですね。

この先、課題はそこでしょうか。
ゴールへの意識を高めるには、個でボールを持ってどこに仕掛けるのかとか、負の状況でもボールを受けてボールを守れるとか、そこからクロスボールに対して相手の前に入れるとか、クロスボールの質を上げるとか、個人の質の部分を上げていかないと厳しいと思います。まだ1部リーグで上位に立つところまではいっていない気がするので、皆で意識を持って取り組んでいかないといけないと、あらためて思いました。

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選手コメント

MF18遠藤 純

試合を振り返ってください。
最後の最後に2点を押し込んで引き分けまで持ち込めたのは、負けるよりは良かったと思いますが、前節で負けていて勝たないといけない試合だったので、そこは全体の反省でもありますし自分としても最後まで歯を食いしばって戦えなかったというのは悔しかったです。

押し込めていながら、最後の部分が噛み合わなかった印象があります。
自分自身もそうですが、ペナルティエリアに入った時に振る回数が明らかに少なかったりとか、FWにボールが入ることは入るのですが、そこからの崩しや振りというのは少なかったです。ボールが入った時に持てるんですが、それを“振る”に変えたほうが相手は嫌だと思うし、それでラインが下がるので、そしたら自分で持ってまた崩しというレパートリーが増やせると思います。

最後は相手を揺さぶって、空いたところを上手く使えたのかなと思うのですが。
振ったことで相手が下がってきたので、そこでクロスが増えましたし、ペナルティエリア内での駆け引きが多くなったと思います。

最後の5分の勝負を仕掛ける部分が試合の頭からトップギアで出したいところですね。
前半から振れるチャンスは何度かあったので、自分も何度もクロスを上げられるチャンスがありましたし、ただ上げるだけでなくてFWに動きを合わせてゴールにつなげられるようにできたらベストだと思います。

チームが去年と同じことをしているわけではなく、新しいことにも取り組んでいると思います。生みの苦しみがあるのでは?
前線を見たら若手が多いと思われるでしょうし、その中で色々な人が連携し合っているしコミュニケーションをたくさんとれているので、自分自身も良いチームだと思うので、それを結果で示したいです。前線の選手がもっと点にこだわるというのが一番チームにとっていいのかなと思います。

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FW 11小林 里歌子

本日の試合を振り返ってください。
自分のところにマンツーマンが来ていたり、空いているところはあったなかで前半の終盤は一番外の選手を使えたり、裏を狙えたりがあったんですけど、それをもう少し早く見つけていればもっとチャンスがあったし、そこで1点2点取れていればもう少し楽になれたんじゃないかなと思います。

ゴールよりも綺麗に崩すことに意識がいっている印象があります。
前回の浦和戦から、マンツーマンでついてくる相手に対して裏が空いていたら裏を狙うことだったり、奪った瞬間の飛び出しや空いているところを見つけるというのは課題に出ていたので、もっと個人個人が空いているところを早く見つけて回すというのも大事ですけど、一発裏があればそれは先にそれなので、もっと前の選手のアクションとかを増やさないといけないのかなと思います。 マンツーマンでくるのか、相手が引くのか、そういうのは全員で意思統一しながらもっとコミュニケーションを取らないといけないかなと思います。

本日の得点シーンを振り返ってください。
「後半15分で2点取って来い」と言われていて、そこでもっと勢いが必要でしたし、失点も押さえないといけない状況でしたけど、最後はみんなの意識がゴールに向かっていたんじゃないかなと思います。

これから勝つために、チームの大事なポイントはどこでしょうか。
ゲームのなかで選手がもっとコミュニケーションを取りながら、どう攻めていくかとか、どこが空いているのかを早く見つけて、早い段階でもっと相手の弱点を突けるようになっていかないといけないですし、個人としてもチャンスはあるしチームを勝たせられる点を決めていきたいと思います。

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