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MATCH試合情報

2023-24 WEリーグ 第10節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs セレッソ大阪ヤンマーレディース

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

本日の総括
後半の戦い方を最初からできれば、違った結果になっていただろうと思います。多くの方が応援してくれて、それに対してしっかりと成果を出せなかった。これは非常に残念ですし、次回のゲームはその点も踏まえ、ゲーム開始から100%の力を発揮できるよう頑張っていきたいと思います。

GKを田中桃子選手にしたこと、また岩清水梓選手を久しぶりに起用したことについて評価は。
2人とも十分に経験のある選手ですし、しばらくゲームからは遠ざかっていましたが、そこは信頼して使うことができました。岩清水は前半で交代になりましたけど、彼女のプレーがどうこうというよりは、彼女を起用したことで特に左サイドに少し不具合が生じてしまったということで、その組み合わせを考えて今後はやっていきたいと思っています。田中桃子に関しては、代表を含めて久しぶりのゲームということで、気持ち的にはもしかしたら不安定な部分があったかもしれないですけれども、それでも彼女の経験からチームを引っ張ってくれたと思っています。失点は受けましたが、そういう意味ではやむを得ないものもありますので、評価としては決して悪くないです。ただ、先ほども言いましたように、後半になってチームにスイッチが入った。逆に言えば、経験のある2人に前半からスイッチを入れてほしかった。そこは彼女たちの影響だけではないんですが、やはりチームが苦しいときに経験のある選手が引っ張るというところで、もっともっとチームが成長していけるのかなと感じました。

C大阪は前半から前から行くというのはこれまでもあったが、それを受け流すというのもあったのか、本当は自分たちが前半から行きたかったのか。
相手が前からプレッシャーに来るのは想定内です。それを剥がすトレーニングはずっとしてきましたし、いろいろなものが重なればあれを剥がすだけの力はチームとして十分に持っていると思います。ただ、それは判断とか技術とかではなくて、相手の背後に侵入するハードワークであったり、その力強さの部分では前半は上手く引き出せなかった。後半、逆にそこが表現できたおかげでああいうゲームになったということを考えると、このチームの中でどうしても頭の中でフィジカルとテクニックが上手く使い分けられないという状況になっているのかなと感じます。

藤野(あおば)選手があれだけヘディングシュートを打つ試合はあまりみたことなかった。かなりクロスが多かった理由は。
クロスの意識は高めるようにはしています。それは新戦力として入った神谷(千菜)、鈴木(陽)、彼女たちのヘディングの高さはチームとしては今までにないプラスの要素だと思っています。ただ、クロスに頼るつもりはなく、当然ボックス周辺でクロスなのか、潜って割って入っていくのか。そこは選手たちのその時々の判断になるが、今までは比較的シュートを打てずに終わっているシーンが多かった。そういう意味では、クロスを入れてシュートで終わるというのは決して悪いことではないと感じています。ただ、その使い分けというのはどうしてもどちらかに偏ってしまう傾向にあるので、相手に予測されない、相手の嫌がるプレーをもっと引き出せれば良いなと思っています。

山本柚月選手の良さについてどう思っていますか。
まずハードワークをするという意味では、彼女のポジティブな部分だと思います。技術的にも今、チームが取り組んでいることをよく理解しつつ、自分の良さをゲームの中に反映させる。ある意味、サッカーIQが高い部分も今までよりは出てきたような気がしています。ただ、彼女が頑張るだけでなく、彼女に関われる選手を増やすことで、チームはより大きな力を得るわけで。今日の前半は特に彼女の空回りではないですが、彼女のハードワークに対して関われる選手が少なかった。藤野も別の意味でハードワークをしているんですけども、関わりが薄く、それぞれが頑張っている。そんな印象を受けました。これをチームとしてより多くの関わりを見せながら一つの方向に、ゴールという方向に上手く結びつけられたらよいなと思っています。

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選手コメント

GK 1田中 桃子

3節以来の出場となりますがいかがでしたか。どんなことを大事にしていましたか
久しぶりだからというのは言い訳にしかならないと思うので、そこは感じさせないプレーをしたいなと思っていました。やり方も新しくなって、まだまだうまく合わせられてない部分が多いなと、特に前半は自分の中で課題に感じていたところでした。ただ、後半になってうまく味方と繋げるシーンも作れたので、ポジティブにもっとやりたいなという感覚を改めて 感じた試合ではありました。やっぱり試合は楽しいなと改めて感じました。

代表とのバランスで暑いところから寒いところに行くなど、大変なことばかりだと思うのですが改めて試合は楽しいと感じましたか
もちろんベンチで見ていて感じる部分も色々ありますし、ベンチでチームのために何ができるか考えて、受け入れている部分ももちろんありましたけど、選手としてはピッチで輝いてこそだと思いますし、もっと味方を輝かせてあげたいと改めて感じました。楽しんでやっているサッカーを、もちろん良いことばかりではないですが、エンターテイメントとしてより良いものにしていければと改めて感じました。

新しいやり方の中で、ゴールキーパーに一番求められていることはどのような部分ですか
守備の部分では、ファイブバックやスリーバックでディフェンスラインが前方向のパワーを強く持って、今守備をしているので、その背後の管理は意識しています。今日の失点シーンもディフェンスラインの背後を取られたところからでもあったので、そのコントロールや、自分でカバーするなど、リスクマネジメントの部分をしていかなければと思っています。また、攻撃のビルドアップの練習をしている中で、どうゴールキーパーが関わって有利に持っていくかは、組み立てに参加できる回数が増えている感触はあるので、より自分が良いところにパスを出せたらゲームに関われていけると思います。

攻撃のためのスリーバックについて
中盤に良い選手が多い中で、中盤を有効活用したいというのと、ウイングバックから中央への圧力をかけたいというのはあります。自分たちのポジション変えることで、相手は対応しづらい部分はあると思うので、流動性をもったプレーがシステム的にも作りやすい環境になっています。そこをいかに引き出してくかというところが、自分の勝負の肝になる部分でもあると思います。 そのリスク管理も表裏一体だと思いますが、自分が声をかけてできれば、そこまで危ないシーンにはならないかなと思います。

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DF 25池上 聖七

得点シーンを振り返ってください
初っ端のプレーで早めにクロスを上げようと考えていたんですけど、当たり損ねて。でも、感覚的にチャンスだなというのはあったので、積極的にキーパーとディフェンスラインの間にボールを流し込もうというのは考えていて、そこに上手く流し込めたので良かったと思います。

次に向けて何をしたいというのはありますか
試合がすぐにあるので、全力を尽くしていけたら良いと思います。

3バックのフィーリングややってみた感想はどうですか
3バックだからどうというのはあまりなくて、セカンドボールの回収だったり、攻守の切り替えという部分に重点を置いているので、そういった部分では試合を重ねるごとに良くなっているのを実感します。

連携の部分は安定してきましたか
3バックなので、3人とも後ろに余ってしまうと、攻撃にかける人数が減ってしまうので、相手のFWが残っている人数というのを考えながら今上がって良いのか、上がらない方が良いのか、チームで声をかけてやっています。

大宮戦への意気込みは
(チーム)全体で全部勝つという気持ちで、全部の試合で全力を尽くせるように、ケアをしっかりやっていきたいです。

これから連戦となるが、自身としてはどう捉えているか。
連戦が続いた方が体が動いたりするので、その不安はないです。

3バックの連携面では誰が声を出しているのですか
特にカツオ(村松智子)さんがやってくれます。

アシストは狙い通りでしたか
練習で同じような形で点が取れたことがあって、それは自分の得意な形だと考えているので、今日のように良い感じにできたのは良かったと思います。

3バックがあの位置まで上がるのはどのようは気持ちですか
自分が上がったら(菅野)奏音さんがバランスを見て後ろ目にポジションを取ってくれるので、守備のことを考えずに前に行ける感じがしています。

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MF 8菅野 奏音

追いついて1-1だが、試合を振り返ってください
前半0-1で折り返して、後半は自分たちのペースで試合を運べた中で一旦は追いつけたんですが、そこから追加点が取れなかったことと、前半失点して折り返してしまったというところが引き分けの要因ではないかなと思います。

後半、上手く試合を運べた要因はどこにあるのでしょうか
前半は後ろから(ボールが)上手く入らないというのがあって、それはハーフタイムで改善しようと話をして。大きく配置を変えたわけではないですけど、ハーフタイムで話したことが後半に出たんじゃないかと思います。

新しいメンバーで公式戦3試合やってみて手応えはありますか
前半戦は4-4-2でやってきて、なかなか勝てなかったり、行き詰まった試合が多いなかで後半戦の3試合、結果は付いてきていないですが、前半の行き詰まっていたところよりは感触があるので、そこはもっと突き詰めて全員でやっていかないといけないと思います。

菅野選手の考えること、やることが多いと思うが、実際のところはどうでしょうか
自分はもともと中盤の選手で、中盤も守備が多いですけど、ディフェンスラインの守備が今のポジションではあるので、守備でも頭を使って良いポジショニングでいかに上手く守備をするかというところを考えていければ、攻撃に力を使えるんじゃないかと思うので、今守備寄りになってしまっている部分を、自分自身攻撃の選手でもあるのでそこは改善していければ良いなと思います。

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FW 19山本 柚月

本日の試合について
前半、何もできなかったのは自分たちの実力ですし、後半相手が少し落ちてきて点が取れたところで勝ち越せないところも力不足でした。

松田監督が会見で、前半の山本選手の仕掛けるプレーを評価していましたが。
前半はサイドでボールを持った時に、1対1もしくは1対2の状況が結構あったので、自分の受け方として相手の背後を取りに行くとか、受けた時に味方が追い越して良い1対1とか2対2とかの状況を作るというニュアンスだと思うんですけど、サイドでボールを持っている時に、クロスだったりシュートだったり相手を1枚はがすというところをもっと役割として自分らしいサッカーができないといけないですし、関わりにきてくれる味方をもっと使えるようになるのが大事だなと思います。

裏への抜け出しとか、縦への仕掛けやクロス、シュートの本数を打っていくというところでは、ウインターブレイク明けから変わった印象を受けていますが。 
クロスのところは中に強い選手が入ってきたので、意識して上げるようにしていますが、もっと精度を上げていかなければいけないと思います。 シュートについては、自分で強く行くっていう気持ちが無いと、まずはシュートが第一なので、点を取りに行くということと、点を取らせるというシーン。点を取りに行くというファーストチョイスが強ければつよいほど他のプレーがいきてくると思うので、そこは忘れずに意識していきたいと思います。

今日のゴールを振り返って
逆サイドで、(北村)菜々美さんだったりサイドバックの選手が抜けだしたときに、クロスに入って行けないというのが自分の課題にあったので、チームの中でクロスの意識が高まっている中で、自分もそこはずっと走って行こうという意識があって、それが得点に繋がって良かったなと思います。

複数のポジションで起用されていますが、それぞれのポジションでプレーが変わるということはありますか。
サイドハーフや守備のFWをやってたりするんですけど、サイドだったらサイドバックの選手だったり、FWだったらもう一人のFWだったりの選手の特徴を見ています。(神谷)千菜さんと組む時は足元強かったりするので、自分が裏に抜けてスペース空けたり、(宮川)麻都さんとサイドで組む時は、結構中に入ってくるので自分が外だったりと、ポジションで意識するというよりは、周りの選手を見て自分がより効果的なポジションだったり、プレーができるように意識しています。

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