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MATCH試合情報

2023-24 WEリーグ 第7節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

試合を振り返ってください。
1点を争うゲームになるということは想定していました。ただ、そのイメージが強すぎたためか、アグレッシブなプレーが少なくなり、どうしても確率の高いプレーを積み重ねるだけになってしまいました。相手にとってみれば怖さがない、そう思われても仕方ないような展開になりました。一瞬の隙を突かれてゴールを許しましたが、ゲーム全体を通して自分たちのサッカーをできたイメージはなく、選手たちがそこに気が付くことができれば、次のステップを踏めると思っています。 偶然負けたわけではなく、やはり力負けというのが正直なところです。我々がまだまだチャレンジャーとして積み上げなければいけないものがたくさんある、そう感じたゲームになったと思います。この中断期間、皇后杯も含め、より一層アグレッシブにプレーできるようにしていきたいと思っています。

特に前半は互いに様子見の状況になり、攻撃が上手くいかなかった印象です。
INAC(神戸レオネッサ)との違いは、ペナルティエリアの中にどれだけ侵入したか、あるいは侵入しようとしたか、そこに尽きると思います。ボールの持ち方、ゲームの進め方はそれぞれのチームによってありますが、最後ゴールを奪うために、遠目からシュートを打つだけではなく、やはりクロスを含めペナルティエリアの中に侵入する。そのプレーが我々は足りなかった。その辺の強引さもそうですし、ゴールに向かう意識というところでは、やはり薄かったのかなと感じています。

池上(聖七)選手が、田中美南選手を止めていたと思いますが、彼女の評価を聞かせてください。
本日は高校生2人(池上聖七・樋渡百花)を起用することができましたし、若い選手がこういう経験の中で自分のプレーを発揮しようとするのはチームにとってプラスだと思います。本日も平均年齢がスタメンで21歳というところで、やはり若い選手がこれからのベレーザを担っていくという意味では、順調にプレーしてくれているのかなと思っています。

リーグで初黒星となりましたが、チームに与える影響はどう考えていますか。
ここまでリーグでは3勝3分でした。選手には「負けていないけど、4勝2敗と同じだ」と話していました。実際に今まで負けてもおかしくない内容もありましたので、そういう意味では今日負けたことによって、特別何かということはあまり感じていないです。ただ当然、反省をしなければいけない課題をこの中から見つけないといけないです。自分たちの思っているプレーができなかったことを反省しないといけないですし、勝つためにあと何ができたのかということをこれからしっかりと積み上げていけたらなと思っています。

相手チームが引いて守るシーンもありましたが、ある程度そういった試合展開になることは想定していましたか。
INAC(神戸レオネッサ)はメンバー表での表記上は4-4-2のような形になっていますが、実際には3バック、5バックだと思います。それは想定していましたし、ゴール前、やはりあそこから侵入するのがかなり大変だということもイメージはしていました。そういう意味では相手コートでいろいろな仕掛けをするというところまではイメージ通りでした。ただ、何度も言うようにペナルティエリアに入るというところでは、非常に課題を感じましたし、相手の思う通りに守られてしまったのかなと感じています。

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選手コメント

MF 8菅野 奏音

試合を振り返ってください。
試合を通して大きなチャンスも作れず、失点の部分も甘さが出たというところで、すごく不甲斐ない試合だったとチームとしても個人としても思っています。

前線のポジションでの出場でしたが、どのようなプレーを心掛けましたか。
(藤野)あおばと2トップでしたが、自分が落ちて起点になるところは意識して試合に入りました。ただ本当は落ち切らないで受けたいところを落ちてしまって、そこも流動的にいかなかったので、結果的に攻撃の起点になれなかったところを改善していかなければいけないと感じています。

もう少し前線でボールを受けたかったということですか。
はい。ディフェンスラインと中盤の間など相手にとって嫌なところで受けたかったです。自分のところからあおばにアシストというシーンが今日はなかったので、ゴールにつながるプレーをいつものボランチで出場する時よりも前線で発揮できたらもっと良いのではないかと思います。

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FW 11藤野 あおば

試合を振り返ってください。
今日は守備の時間がかなり多かったです。我慢の展開が続く中で失点を許してしまったところはまだまだ改善しないといけないです。チームとして90分通してクリーンシートで終わらせる試合が最近減ってきているので、まずそこにフォーカスしてやらなくてはいけなかったです。攻撃の部分に関しては、守備の時間が多い中で、カウンターが増えてくるというイメージはあったのですが、いざそうなった時に前線の選手が少なく、相手もDFラインを下げるのが早く背後を取れるシーンもなかなか少なかったです。 シュートを2本ぐらいしっかり打てた中で、後半に打ったシュートは、相手GKの山さん(山下選手)のニアが開いてる時はなかなか少ないのですが、そこを確認できて狙えたことは良かったと思います。ただうまく飛んでいかなかったところは自分が変えていかなくてはいけないポイントかなと思います。 チームでデザインしていた攻撃の形もありましたが、自分たちが思っていたようなプレーができなかったり、相手のこぼれ球を処理する人たちが多かったです。その中であのシュートシーンは直接狙うべきところでもあり、山さんはコースを狙っても止めてくるキーパーなので、とにかくスピードの速いボールを蹴るというところを意識してやってみようと思い放ったシュートでした。

その山下選手に阻まれるシーンもありました。
例えば練習してるときも、山さんだったら絶対に入らないなと思うシュートがあったり、逆にどういうボールなら入るのかなと思っているのが正直なところです。クロスのポイントなどよりゴールに近い位置からヘディングで合わせられたらいいなと思っていたのですが、そういうシチュエーションを作り出せなかったです。ミドルシュートとなると距離がある分パワーも必要でコースも際どいところに打たなくてはいけないので、得点の確率が低くなります。その中でも何か起こればいいなと思って打ったシュートでしたが、そこに願いを込めてやるには、まだまだ足りなさすぎると思いました。 ビルドアップで攻撃のバリエーションが少なかったというところもありますし、チームとして個に頼っていた部分があったかなと思います。全体的にラインを押し上げてみんなでコンパクトさを保って守備も攻撃もできれば一番いいと思います。でも今日は相手のロングボールというシンプルな形の中で、(坂部)幸菜がリーダーシップを持って(田中)美南さんを抑えてくれていたところもあったので、そういうチームメイトの姿を見てるからこそやっぱり自分が点を決めたかったですし、申し訳ないと思っています。

相手DFのボールを奪いに行くことに苦労した印象ですが、チームとしてどのような守備を狙っていましたか。
試合に入る前には2トップで追うか、自分とサイドハーフの3枚で追って(相手の)アンカーに(菅野)奏音さんががっちり守備をするという選択肢がありました。ただ相手DFの3枚に対して奪いに行くと、前線から行く積極性にはメリットがありますが、逆にこちらのサイドハーフの裏のスペースをやられるところがありました。本来ならベレーザならではの積極的な守備をやりたかったのですが、今日の相手は3枚ともしっかりと相手を見てプレーでき、なおかつロングボールもしっかりとターゲットが決まっていました。なので前線は前の2枚で頑張って追おうと奏音さんと話し合って徹底したのですが、2枚で追うとアンカーもいて守備のかけ方が定まらなかったです。おそらくそういうところで後ろの選手はパスがどこに出てくるかわからない中でプレスをかけなくてはならなかったと思います。全体的に前から行くと、(相手の)アンカーの位置にボランチが引きつけられて美南さんの手前のスペースが空くというところが一つの懸念点としてあったので、選手の中では前からそこまでプレッシャーをかけすぎずに自陣に引き込んで、ロングキックのセカンドボールを保持するということを意識しようとコミュニケーション取って試みていました。

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FW 15土方 麻椰

試合を振り返ってください。
早く出場したいという気持ちで試合を見ていました。出たときには最近のトレーニングで右サイドから仕掛けてフィニッシュまで行けているシーンが増え、右サイドでのプレーの幅が広がり自信がついてきた中だったので、実戦でどういうプレーができるのかをワクワクしていました。ただその中で惜しいシーンまで行けたなという感触はあるのですが、やはりそこでクロスではなくボックス内に侵入していくというところで、何か一つ足りないなと感じています。ちふれ戦のもどかしい試合とは違って成長した自分は見せられたのかなと思いますが、次の課題としてもう1つ入っていくということが個人の課題として見つかったのかなと思っています。

出場してすぐに力強く突破するシーンがありました。そういったプレーを意識していましたか。
そうですね、ほぼファーストプレーで力強く行くということはチームに勢いをもたらすという気持ちで入ったので、そこは良かったのではないかなと思います。

出場するまではどのように試合を見ていましたか。
前線と後ろのコミュニケーションがあまり上手くいかず守備が行けなかったり、ルーズボールが多い中で収められず中盤の戦いで負けてしまう、また奪い切れたらカウンターになるけどフィニッシュまで行けないというシーンが多かったように感じていたので、自分がもっとドリブルで仕掛けてクロスやフィニッシュまで持っていくということを意識して試合に入りました。

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