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MATCH試合情報

2021-22 Yogibo WEリーグ 第16節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

監督コメント

竹本 一彦 監督

本日の試合を振り返ってください。
今日はINACさんとの上位対決ということで、勝ち点3を狙って、勝つことを狙って選手共々臨みました。 前半の立ち上がりが大事だということで共有して入ったんですけれども、前半、INACさんの非常にインテンシティ高い中盤の当たり合い、その攻防にフォーカスしていながらボールを自分たちでキープできず、取られる場面が攻撃の時に多く、ちょっと自分たちのチャンスを作る回数が少なかったかなと思います。 痛いミスから失点をしてしまって、ゲームの運びが非常に難しくなってしまった前半でした。 後半はメンバーを入れ替えて、自分たちの攻撃のリズムで入れたんですけれども、0-2の段階で1-2になれなかったこというか、そこで(ゴールを)決められなかったことが、やはり試合をまた難しくしてしまいました。失点して0-3、その後また追いかけたのですが1点で終わってしまい、チャンスがありながらもというよりも、試合運びがつかなかったのかなと思います。 いいこともあれば、課題もいろいろ出てくるので、これからの残りのゲームに向けて、代表活動でのブレイクで少し休んで2週間いい準備をして、次のゲームに臨んでいきたいと思います。

先ほどおっしゃったように、インテンシティの高いゲームでした。自分的には結構戦えていたと思うのですが、竹本監督的には物足りない感じだったでしょうか?
そうですね。ピッチで見ていると、思ったよりはうちも戦っているんですけれども、 INACさんの、身体の当てかたとか、うちの選手に対するアタックが厳しかったな、とは感じていました。 新しく使った木村と山本とか、そのあたりが、自分たちの特徴をちょっと出しきれない部分もあったな、というのは感じていました。 こういう大一番でのインテンシティの高さというのを、自分たちの技術をもって出させたかったなとは思っています。

後半藤野選手などを入れて、その当たり強いとこをかわすようなプレーもありましたし、追い上げる点も決めました。後半最初のところは思い通りでしたか?
そうですね。後半の立ち上がり、0-3からですけど1点取った形とか、その前にペナルティエリアの中に入っていけているところはあったのですが、 最後のちょっとしたパスが延びてしまうとか、シュートを決めきれない。 良いものを出しているところもありましたが、INACさんとリーグ戦で戦って失点3、さらにその守備を撃ち砕けなかった。 ちょっと良いものを出したものの、それが結果につながってないというのは、今後チームがより成長していかなきゃいけない。 ただ、良いものを出してくれたと、分かって見える部分も多かったです。

首位攻防だったので気合も入ってたでしょうし、これを精神的に引きづらないかなというところが心配されるところだと思います。 1週間空いて次のエルフェン戦に向けてはどのように臨みますでしょうか?
今日のゲームに勝っていたら、良い自分たち、チーム・選手の成長の証になっていたと思いますし、 選手にも伝えたのですが、負けてもその中で学ぶものがやはりある 今日負けた中で学んで、また成長させていく。 そして、残りゲーム勝って上位に入っていく。 まだ優勝も、この先INACさん何があるかわからないので そこも諦めないで、自分たちは自分たちを成長させていく。 今日は結果的に負けましたけれども、なぜ負けたのかっていうベクトルを、 自分自身、各選手、スタッフも含めて、しっかり見つめ直して、成長をしながら次の試合へ向かいたいと思います。

メニーナとして皇后杯でINACに勝っているということは、例えば藤野選手のプレーとか若い選手たちの堂々としたプレーに一つ繋がっていた部分もあるかなと思うんですけれども、その辺りこの大一番での彼女たちのプレーというのはいかがでしたか?
良いところを出してくれたと思いますし、そういうものがあるから、先発起用したというのもあります。 メニーナに負けているというINACさんの経験があるので、今日うちの若手の選手たちに対してとか、 ベレーザに対しての戦い方が、非常にプレッシャー高くきたので、そういう中でどれだけやれたかだと思います。 今日のスタメンに使った選手たちや、後から出てくる選手たちも、非常にタレント力があるので、こういう厳しいゲーム、タフなゲームの中でさらに成長していって欲しいと思っています。

1失点目、ちょっと野田選手がパスをしようとしたところを奪われましたが、その前に一つかわすプレーもあったりとか、プレッシャーをうまくいなすところもあって、大きく蹴りださずにあそこで繋ごうとしたところにベレーザイズムが出ていたと思います。ただそこで失点してしまうという難しさがあると思うのですが、その辺りどういった声をかけたいと考えていらっしゃいますでしょうか?
この大舞台で、野田選手は一番初めのプレーでは、相手を交わせたのですが、彼女がどんなプレーをするかというのを、相手もわかってきているので、二発目を引っ掛けてしまった。 プレッシャーがあり、どんな選手なのか相手が分析をしてくるといった中でも精度の高いプレーをしなきゃいけない、ということは学んでもらいたいと思います。 どんなに技術があっても、その技術の使い方、判断次第で、試合の勝ち負けに大きく繋がってしまうので、今日の経験というのは、チームとしては痛いのですが、選手には(この試合を糧に)学んでほしいと思います。

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選手コメント

MF 20木下 桃香

悔しい敗戦になりましたけれどもボールを保持する時間っていうのは前線からの守備も含めて、かなり前半から長かったと思うのですが、その中で中盤でINACの守備の穴を見つける難しさっているのはどんなところに試合中感じてましたか?
INACの選手は、個人個人能力の高い選手が多いってのはわかっていて、中盤のところはマンツーマンっぽく、1対1っぽいところが多かったので、穴を見つけるというよりは、その1対1で自分のところを剥がして(逆に)穴を作るっていうのが一番てっとりばやかったのかなと思うのですが、そこはただ自分の実力不足だったなって感じます。

そういう意味ではやはりおっしゃったようにインテンシティのところは、かなり強い当たりが来てたと思います。 その辺り『当たりかた』なのか『受け方』なのか、どういうところをもうちょっとやっていきたいと思いましたか?
自分自身、そんなにまともに当たって勝てる選手ではないので、 そこをどれだけ良い準備して、いなしていなして剥がしていけるかってところだと思うので、そこは身体の強さとか、その強さって面よりは、上手さをもっと身につけて行かないといけないなとも思います。

後半、ゴールライン際で自分から仕掛けてぎりぎりのところで打ったシーンなんかは、すごく木下選手らしいシーンだったかなと思うんですけれども、ああいうシーンを個人的にはもっと増やしていきたいという感じですか?
そうですね。 コンビネーションで崩していくっていうのは、一番本当に大事なところだとは思うんですけれども、やっぱり人数が多く関われば関わるほど、連携のところもでもそうですし、技術的なミスは増えていく。 そういう面ではもっと個人で、自分だけじゃなくて、それぞれが一人で打開できるくらいの実力をつけて、その上でコンビネーションを高めていくっていうことをやっていかないといけないと感じました。

セットプレーの数もかなり上回っていたかと思うんですけれども、フリーキックやコーナーキックの得点というところでもチャンスだと思うのですが、そこはあと一歩何か課題というか、ここがもうちょっと欲しいなっていうところはありますか?
今ベレーザは、中で競る選手が本当にヘディング、セットプレー強くて、良い選手が揃っているので、練習からもずっと「キッカーさえ良ければ、何点でも取れる」っていうのは言われているし、自分自身自覚もしているので、そこは本当に自分自身のキックの精度の問題かなって思います。

最後に、竹本監督も負けから学んで、一つ一つ成長していくってのが、今季目指しているというふうにおっしゃっていましたが、そういう意味では残りの試合、ちょっと優勝争いという意味では厳しくなったかと思うんですが、どんなことを目標にやっていきたいと考えていますか?
今までもちろん、優勝っていうのをチーム全体で目指してはいましたけど、自分個人としては、どれだけその一試合の質を高められるか、1試合1試合、ワンプレーワンプレーのクオリティーを上げられるかっていうところに結構こだわっていたつもりではいて、なので、今日敗戦しちゃいましたけど、そこの部分は変わることはないのかなと。 本当、1試合1試合、勝つのは大前提ですけど、ただ勝つんじゃなくて、どれだけ良いプレーして成長していけるかってところに、よりフォーカスしていきたいなと思います。

キッカーのボールさえ良ければというところで、植木さんへの頭ってところが多分ベレーザの武器の一つだと思いますが、そこもだんだん封じられつつあるのかなと思います。その他のオプションみたいなところを高めていくなど、その辺何か感じてらっしゃいますか?
理子さんがヘディング強いというのはもちろんなんですけど、イワシさんだったり、カツオさんとか柚月とか高い選手は多いので、今日の試合に関しては、本数があった分合うシーンも多かった。 あと一つオプションとして、ショートコーナーとかちょっとアレンジを変えるっていうのもあるんですけど、でもそういうことをやるよりも、ドンピシャで、本当に自分のキックが良くて合いさえすれば100%絶対に点を取れる相手なので。 海外とかとやってるわけではないので、そういう意味では、アレンジ変えるっていうよりも、本当に1個のキックの質を高めるっていうところに今、集中してやっています。

次の試合でちふれ戦、その後にJリーグとの共催ジェフ戦が待っています。 新しいファンを獲得というところでも、大事なところかと思いますが、次の試合に向けて抱負を聞かせてください。
今日もいつもよりも多くのお客さんが入ってくれた中で、こうやってふがいない試合でふがいない結果を出してしまったことは、 もう本当にふがいなかったなの一言ですし、ベレーザだけに関わらず、これからWEリーグがより発展していくためには、共催とか、5000人プロジェクトとか、そういうプロジェクトもちろん大事だと思うんですけど、それ以前にまずはプレーの質を高めていかないことには、何の魅力もないと思います。 そうやって観に来てくれる方に少しでも面白いサッカー届けるっていうところで、また練習して、いいプレーをできるように、いい準備をしたいなって思います。

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MF 8三浦 成美

本日の試合を振り返ってください。
気持ちも入っていて、自分たちは良い準備をした中で試合に入ったんですけど、前半は思うようにプレッシングのところで上手くかかりませんでした。 そこで少し後手になることが多かった中で、自分たちのペースに持っていけずに失点してしまって。 後半は前からいって、全部回収してというところから形を作れていた部分は多かったですけど、決めきるところだったり、こういう試合で勝ちきれないというところは受け止めなければいけないと思います。

相手の当たりの強さや、中盤や前線の流動的なポジショニングに悩まされたのかなと感じました。
アンカーのところで、成宮さんだったり、阪口さんだったり、田中さんが落ちてきたりとか色んな選手が上手くスペースを見つけて動いてくるので、そのアンカーのところだったり、そこをインサイドハーフに活かしたかったんですけど、なかなか上手くプレッシングをかけれずに自分が常に1-2という形が多かったので、そこを早く見つけて上手く対処しないといけなかったなと思います。

試合後のチームの雰囲気はいかがでしょうか。
痛い負けで、優勝も(今日)勝てば見えるというところにあったので。 ただ、後半自分たちがやれた部分もあったので、そこまで全員が落ちている雰囲気かと言ったら、そうでもないです。 1週空いて、代表とバラバラになりますけど、個人個人がもう少し(課題と)向き合って、また集合したときに1番高い強度で練習できるような雰囲気を作りたいなと思います。

中盤で近くにいる三浦選手から藤野あおば選手の見て感じる特徴は何でしょうか。
本当にやりやすくて感覚とかも合いますし、個人で突破できる能力があるので、今日とかも途中で入ってきてすごくアクセントとして良かったというか、もう少し(藤野)あおばを活かせるように自分もやっていきたいなと思います。

久ぶりに代表に復帰しました。ワールドカップに向けてのサバイバルが始まる中での意気込みを聞かせてください。
しばらく代表に行っていなくて、自分の感情は感じたことのないものがあります。 (代表に)呼ばれたときは嬉しかったので、今回は自分のアピールする場だと思っていますし、良さを出してこれるように頑張ってきたいと思います。

ここ最近のI神戸戦では先制できるかどうかがポイントになってきているかなと思いますが得点の部分での課題は何でしょうか。
ペナの周りでボールを保持している時間は長いんですが、そこからどう崩していくかというところがワンテンポ遅かったり、迷っているならもう少し早いタイミングで戻して一気にクロスに入っていくとか緩急や一気にゴールに向かう瞬間というのが大事かなと思います。

三浦選手のミドルシュートは一つの特徴だと思いますが、ご自身でも特に取り組んでいることでしょうか。
練習でも結構取り組んでいて、ここ何試合か試合の途中でインサイドハーフになることが多いので、そこで与えられた役割というか、いつもと違うもっとゴールに向かっていくところを、よりアグレッシブに出そうという意識は持ってやっています。 バランスも取れるけど、ゴールに向かえるというか怖い選手の方が(代表に)残っていけると思いますし、チームとしても良いと思うので、そこは身に着けたいところです。

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