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MATCH試合情報

2024-25 SOMPO WEリーグ 第1節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs 三菱重工浦和レッズレディース

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

本日の試合の総括をお願いします。
まずはリーグ開幕戦たくさんの方に来場していただいて、その中でゲームができたことは非常にありがたいと思っています。そんな中で本当はもっと良いゲームを見せなければいけなかったのですが、やはり立ち上がりから少し臆病になっていたというか、ボールを持ってから周りの味方を探したりとか、チャレンジする気持ちというのが感じられないシーンが非常に多かったと思っています。それは前半を通して感じた要素で、それがやはりあのような失点につながったり、自分たちでリズムを作れないところにつながっていったのかなと思っています。 後半、頭でサッカーするのではなく、まず体でしてほしい。相手にしっかりプレッシャーをかければ、自分たちのゲームになる。それができないから守備でも間延びする、と選手に話をしました。結果的に前からプレッシャーに行くことでプラス要素も多くなり、もちろん戦術的な課題であったり、自分たちが解決していかなければいけない課題も多いのですが、それでも前半の戦いよりは後半、覚悟を持って試合する。そういう要素もあった方が、これだけ多くの方に見に来ていただいた中でしっかりと伝わったのかなと思います。前半からそういうゲームができなかったこと、それが今日のゲームの最大の敗因であり、これから自分たちがそれを心に刻んで、次につなげていかなければいけない大切な要素であると思っています。

立ち上がりから相手のプレッシャーも強かったと思います。
相手のプレッシャーを正面から受けてしまった。元々我々が想定していたのは、その厳しいプレッシャーの中でも勇気を持ってボールを動かして、剥がしたときにチャンスが生まれる。それを最初のボタンをかけられなかったために、全てを失ってしまった。そういう感じがします。

前半の途中で眞城美春選手を投入した意図を教えてください。
メンバーも今日は17名で登録しています。戦力的に考えても、多くの交代であったり、リズムを変えるために色々と戦術的な部分で使い切れないことも考えられる。前半の悪い流れの中で、もう残り10分でも何とか後半につなげるプレーをしていきたかった。そういう意味も含めて、前からプレッシャーをかけるというメッセージを彼女からチームに伝えてもらい、残り10分戦いました。

シーズンは始まったばかりなのでこれからもこういう試合もあると思いますが、そこを乗り切っていくために選手たちから声を出すのか、外からアプローチをしていくのか。その乗り切り方のイメージはありますか。
うちの場合ですとボランチ、あるいはオフェンシブ。真ん中の選手が積極的にボールを受けて相手を剥がしていく。これがある意味うちの良さだと思うのですが、今日はそこが機能しなかった。最初から外回りになって、相手の背後、あるいはフォワードを目指してくさびを入れる。やはり相手のセンターバックが浮き球に強いことを考えると、なかなかそこで起点を作って前に進むということができなかった。そういう意味では、限られた選手が中央で起点を作るだけではなくて、やはり中の選手が外に出る、外の選手が中に入る。そういうポジションチェンジも含めた攻撃の変化というのをもう少しつける必要があるなというのは感じました。

選手たちがボールを受けるのを怖がっているということを感じましたか。
我々は公式戦を2試合経験して今日のゲームに臨みましたが、やはりここまでのプレッシャーはなかったです。正直自分たちがボールを持つことができて、判断する時間、ボールを持ち直す時間がある中でのプレーをこの2試合やってきました。今日のゲームは、まずそこが最初のところでできなかったために、どんどん消極的なプレーに走ってしまったのかなというのは感じるところです。ここはもう勇気を持って乗り越えなければいけないところですし、普段のトレーニングの中からそういう状況を作りながら自分たちで解決していく。そこしかないと思っています。我々は我々らしくプレーすること。それを信じて突き進んでいくだけなので、今日の敗戦が決してネガティブではなく、後半は戦えていたことを含めて考えると、若い選手も含めまだまだ前に進んでいける、そういう印象を持ったゲームだったなと思っています。

代表クラスで活躍する選手がどんどん海外に渡って、そういう中でも毎年毎年、チームの質を保たなければいけないと思いますが、そのために考えていることはありますか。
今年も藤野あおば選手がいなくなり、我々はその前の年も含めて海外に選手が移籍し、チームを作り直しているという状況が続いている。ただ、若い選手が彼女たちと一緒にトレーニングをしたことによって伸びた要素も当然あるし、今アンダー世代でも、代表に行って海外で戦っている選手もいて、そういう経験を積んでいく中でこういうゲームをこなしていければ、やはり上に繋がっていくなというのは、毎年感じている要素です。そういう意味では、決して悲観はしていませんし、リーグの質を高めるために我々が一番しなければいけないことだと思っています。

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選手コメント

MF 13木村 彩那

今シーズン最初の試合出場でしたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか。
自分としては練習でアピールするのは絶対ですが、試合で結果という形で示していきたいという想いが強かったからこそ、今日の短い時間の中で結果を残していかないと生き残れないなという想いで試合に挑みました。

ベンチでは、どのように試合を見ていましたか。
試合に出場したら、積極的に前向きなプレーをしていきたいという気持ちで試合を見ていました。

監督からの指示を教えてください。
とにかく裏へのアクションを絶対に増やすこと。ボールをたくさん追うことを指示されていました。

終盤の良い流れが続いている中での交代だったと思います。
とにかく前から、GKのボールにも全部自分がいこうと思っていましたし、とにかく全力でという思いで試合に入りました。

木村彩那選手にとっては今シーズン初出場だったと思います。試合に出て感じたことはありますか。
直近の2戦は試合に出場できず悔しくて、それを練習で絶対アピールしてやるという気持ちだけでこの2週間練習してきたので、それが試合出場につながったことは自分がやってきたことが間違っていなかったんだなと。これからももっと続けていきたいと思いました。

しかもこの試合では、約3,000人もの人が集まりました。
応援に迫力があったり、いつもと同じスタジアムなのに違う風景に見えるくらい沢山のお客さんが入っていたので、毎試合こういった環境で試合ができたらと思いました。

敗れはしましたが、これからのチームが目指すものを教えてください。
チームとしては一戦一戦やるべきことをみんながやって、戦って。勝ちを一つずつ掴んでいきたいと思います。

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MF 10木下 桃香

対戦相手の浦和についての感想を教えてください。
強かったです。技術面やフィジカル面もそうですが、1番は戦術的な面で相手の力を感じました。

追いかける展開の中で考えていたことはありますか。
陽さん(鈴木陽選手)をターゲットに攻撃をしていこうと考えていました。陽さんの交代後は、メンバーを考えて細かくパスを繋いでいくしかないなと。構えている相手に対して、それを崩せる技術も想像力も足りなかったと思います。

浦和の激しさ、ハードさは試合前から分かっていたところだったと思いますが、どうかわそうとしていましたか。
相手の2ボランチの脇のサイドから侵入できるのではと考えていました。ただ、サイドにボールが入った後に相手の守備にはまり、ボールを奪われることが多くなり、多少フリーでも出しづらくなった部分はありました。ボランチがボールを受けるところ、そこから前に入っていくのも試合を通じて難しかったです。

まだリーグの1試合を終えたところですが、次の試合に向けた意気込みは。
本当に1試合1試合に集中するということしか今はできないと思います。コンディションを整えるということはもちろんですが、対戦相手によって戦い方も変わってくるので、あまり引きずらないように切り替えて戦っていきたいです。

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