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4月9日(土)オーストラリア・ゴールドコーストにて開催されました
第31回オリンピック競技会(2016/リオデジャネイロ) 日本代表選考会
『2016世界トライアスロンシリーズ(WTS)第2戦 ゴールドコースト大会』に
蔵本葵選手が出場しましたがバイク途中棄権という結果でした。
■レース展開
蔵本選手はスイムを第2集団の後方で上がりアブダビ大会よりも良いポジションでバイクに移る。
しかし、ヘルメットを被る場面でもたつき、バイクスタート後に遅れ第2集団に乗り切れなかった。
その後、焦りから無駄に力を使い第3集団にも乗れず、結局序盤から3名からなる第4集団での展開で落ち着く。
中盤は集団を引いて頑張るがその分足が無くなったところでラスト2周で第5集団に追いつかれる。
集団が合流し6名になったが、直ぐにふるいにかけられ蔵本選手と他1名が脱落、最終周は単独での走行となった。
最終周まで先頭にラップされることはなかったが、コース設定がバイクコースとランコースが重なる設定だった為、
残り500mでバイク周回遅れの扱いとなりランを走らずしてDNFとなった。
非常に暑い状況だったので暑さを得意とする蔵本選手にとってランが走れなかったのは残念だった。
最近はバイクで乗り遅れることは無かったのでまさかの結果だったが、
各国も五輪に向かって選手の力が上がっている印象がある。
特にバイクの出だしのスピードがアップしているようでこれに対応できるトレーニングを更に重要視したい。
また、スイムアップに余裕ができれば落ち着いて展開に対応できるのでこちらも同時に考慮しながら進めたい。
今大会でリオ日本代表の内定は出ず、次は最終選考WTSケープタウン大会(4月23日)となります。
引き続きご声援をよろしくお願いします。
東京ヴェルディトライアスロンチーム
監督 山倉和彦
■蔵本葵選手コメント
「スイムは今までの反省を活かして後半に力を出し切ることができました。
ただし、その分それがバイクの走り出しに影響してしまい、結果集団に乗り切れなくなってしまいました。
一つ課題をクリアしてまた一つ課題が出た感じです。初めてのDNFで悔しい思いをしましたが、
成長は前進することでのみ得られるので、気持ちを切り替えて次のレースに向けて頑張りたいと思います。
引き続き応援をよろしくお願いします」
■2016WTSゴールドコースト大会
【開催日】4月9日(土)
【開催地】オーストラリア・ゴールドコースト
【距離】スイム1.5km(1周回)バイク40km(8周回)ラン10km(4周回) スタンダードディスタンス51.5km
*水温25.5 ℃、気温28℃
<エリート女子トップ3と日本人選手の成績>
1位 ヘレン・ジェンキンス(イギリス)01:56:03
2位 グウェン・ジョーゲンセン(アメリカ)01:56:44
3位 アンドレア・ヒューイット(ニュージーランド)01:56:45
32位 佐藤 優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/山梨)02:02:19
33位 高橋 侑子(東京都トライアスロン連合/東京)02:02:31
39位 上田 藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター/千葉)02:04:17
DNF 蔵本 葵(東京ヴェルディ/東京)
結果詳細(全65名)
http://www.triathlon.org/results/result/2016_itu_world_triathlon_gold_coast/280766