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2024.08.31 ベレーザ

Beleza Match Preview #1

Match Preview
『勝負の1年がいよいよスタート』

ベレーザの2024-25シーズンがスタートする。昨季はWEリーグ3位、WEリーグカップではグループステージ グループBで4位だった。リーグ、カップとも頂点に立つことが求められる中での成績。昨シーズンのホーム最終戦の試合後に村松智子が「来シーズン、タイトルを獲る。口で言うのは簡単ですが、日々の練習から何が必要か考え、もう一度、強いベレーザを全員で取り戻します」と話しているように、今季こそというのはベレーザに関わる全ての人の想いだ。

その勝負の1年を迎える中、昨季チームトップ、リーグでも3位となる9得点を挙げていた藤野あおばがマンチェスター・シティWFCに、またチームが苦しいときに力を発揮しチームを支えてきた宮川麻都がハンマルビーIFに移籍するなど、欠かせない選手がいなくなった。一方で小林海青がSSD Napoli Femminileから、小林里歌子がノースカロライナ・カレッジからベレーザに復帰。また三浦紗津紀が新潟Lから完全移籍で加入した。彼女たちのような経験のある選手がチームを引っ張り、メンバーの大半を占めるメニーナ出身の若い選手たちがシーズンを通して成長しながら頂点を目指して戦うことになる。

今季は、例年よりも始動を早くしてチームを作り上げてきた。WEリーグとWEリーグカップが並行して行われるという消耗戦が予想されるシーズン。全員が戦力となるべく準備を進めてきた。8月7日から13日まで岩手県遠野市でのキャンプを経て、東京に戻りトレーニングマッチを行い、最後の最後まで切磋琢磨をしながら今節を迎える。

その初戦となる今節、相手は大宮アルディージャVENTUS。大宮Vは昨シーズン限りで鮫島彩が引退。また鮫島と同じくなでしこジャパンでも活躍した有吉佐織が新潟Lに移籍など、ベテランの選手が次々とチームを去った。チームは大きな転換期を迎えることになったが、この試合を前に柳井里奈監督は、クラブ公式webサイトのページで「昨季からメンバーが大きく変わったことにより、前への推進力がより高くなりました」と語っている。また今季もキャプテン務める乗松瑠華は「昨季まで粘り強くアグレッシブなサッカーを大事にしてきましたが、メンバーの入れ替わりによって、よりその意識が強くなったと思いますし、攻守において迫力のあるサッカーができると感じています」と話している。

大宮Vとの対戦成績はWEリーグで5勝1分、WEリーグカップでは1分と負けがない。特に昨季の第17節、ホームでの戦いではベレーザが藤野あおばのハットトリックなど大量7得点を挙げて圧勝している。ただ、大宮Vは昨季WEリーグでは7位だったが、WEリーグカップではグループステージ グループBで2位。しかも1位の新潟Lとは勝点で並んでおり、惜しくも得失点差で+1及ばなかっただけだ。しかもWEリーグカップの開幕戦ではI神戸に対して4-1と大勝している。カップ戦には抜群の強さを見せているとも言える。また、これまでの大宮Vとは顔ぶれが大きく変わり、未知数の状態。さらに大会の初戦は難しいものになる。1つのきっかけを与えてしまうことはどうしても避けたい。

昨シーズン、リーグ第10節からチームは1度も負けていない。今シーズンの初戦も白星で飾って、良い流れを継続していきたい。

(写真 近藤篤)

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