MATCH試合情報
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試合を振り返ってください。
ここまで来てくれたファン・サポーターに本当に残念な思いをさせたなと思います。最後まで我々を鼓舞してくれて本当に感謝しています。
相手の個の力に対してチームでの戦いを意識して臨んだものの、相手の良さを出す展開になりました。内容面をどう評価していますか?
まずは今我々が持っているものを全て出し切れたかというところでいくと、局面の意思統一を含め、それがやり切れなかったと感じています。そうすると、今度は相手の前がかりのインテンシティの高いサッカーに嵌められるような状況になったので、それは自分たちが半分招いたことかなと思います。(失点のうちの)2つは自分たちのアクシデント、ミスからですし、もう2つはスローインの守備からでした。そこに関しては、今の我々の力であっても、できたことが何かあったというふうに思っています。失い方含めて意思統一が足りなかったと思います。もうひとつは自分の指導の至らなさを今日は痛感した日でした。選手層を厚くする。普段出ている選手と個性は違えども、勝るとも劣らないような、そういう状況を作り出しながらチームとして戦わないといけなかったですが、自分の指導が至らないので、選手層を厚くすることができていない。そこは自分の反省です。
すぐに次の試合が待っている中、試合後に選手たちへどういった声掛けをされましたか?
こういう時こそチームがひとつにならなければいけないです。ただ、我々の今の力をもってして何ができたかというのは、精査しなければいけないです。そこを整理しなければいけないということです。チームがひとつになるということがどういうことかというところは、選手に伝えました。もちろんその瞬間は不甲斐ないというか、悔しい思いがあるかもしれないけれども、チームメイトに対して手を広げるような状況、このチームの中心選手がそういう振る舞いをすれば、このチームは崩れると思いますので、どんな状況になってもひたむきにやり続けるようなチームにならない限り、今の選手層ではとても難しくなります。それはみんなで確認しました。
MF 14福田 湧矢
試合を振り返ってください。
厳しい結果だと思います。だいぶ力の差を感じましたし、とにかく悔しいです。やっぱり球際の一つひとつだったり、そういう局面で全て相手に上回られたと思います。自分たちはそこをチームとして売りにしているというか、そういう自分たちが負けたくないところを全て上回られたなというふうに思います。
スローインの流れからの2失点を含め全体的にアラートさを欠いた印象もあります。
今日は試合の入りから全体的に緩かったなと思います。
中2日のアウェイゲームで身体的な部分だけでなく頭の疲れも出ていたように見えました。
そんなことを言い出したら言い訳にしかならないので、本当に自分たちがぬるかったというだけの試合で、本当にファン・サポーターには申し訳ないという気持ちしかないです。
失点するまでの前半の入りはある程度チームの方向性は見えた印象でした。
全然足りないと思います。
後半戦はご自身と染野唯月選手を起点にチャンスの形は作りました。
あれを決め切れる神戸と、それができないヴェルディとの差がありました。やっぱり自分たちがああいうチャンスを決めないといけないと思います。それを決め切る神戸との差は、決定力というか、個のすごさだなと感じています。やっぱり、それがあそこの順位に居続けられる理由なのかなというふうに思います。
個人としては試合を通して孤軍奮闘のプレーだったと思います。
やっぱり決めるチャンスは何回かあったので、ああいうのを自分が決めないと、このチームは勝てないと思います。このチームで個では違いを出せますけど、そういう決定力というか、やっぱり自分がもっと数字を残さないといけないなというふうに思います。
次の試合に向けて切り替えていく必要があります。
すぐに次の試合はきますし、この敗戦を真摯に受け止める必要はありますが、本当に忘れるぐらいの気持ちで、次に向かってリバウンドメンタリティを見せたいなと思います。次はもう死にもの狂いで勝ちにいくだけです。
DF 26内田 陽介
今季初先発となりましたが、試合を振り返ってください。
勝てば大きなポイントになる試合で0-4という結果で、「これがプロの世界」というふうに改めて実感しましたし、本当に悔しい気持ちです。
天皇杯で途中からプレーしたものの、スタートはあまりプレーしていない左ウイングバックでのプレーとなりました。どういった意識で臨みましたか?
意識したのは自分の特長を出すというところです。またヴィッセルはロングボールが多いので、そのカバーの意識をもって臨みました。
エリキ選手に加えて、酒井高徳選手の攻撃参加への対応は難しい部分もありました。
大学とスピード感が違うというのは自分でもわかっていたのですが、実際ピッチに入ってみると、だいぶ違う感じがしました。ついていくのが必死でしたが、4失点は本当に悔しいです。
後半はここ2試合で良さを出していた右ウイングバックでのプレーとなりました。個人として特長を発揮する場面もありました。
背後を突くところだったり、スプリント回数という部分は出せました。あとはもっとクロスの回数やゴール前のところを増やしていきたいなと思います。
後半の難しい状況でどういったコミュニケーションを取りましたか?
下向きにならず、ヴェルディらしさを消さないようにやっていくというところは周りに伝えて鼓舞しました。
この厳しい敗戦から次の試合へどう切り替えていきますか?
これを引きずっても仕方がないのでとにかく切り替えて、浦和戦はホームゲームなので勝点3を獲れるように全力でやっていきたいです。
FW 45寺沼 星文
加入後初先発となりましたが、試合を振り返ってください。
城福さんからは、午前中に個別でミーティングもさせてもらって、45分で潰れても良いぐらいに前から行って、まず守備から攻撃にというのを意識してプレーしてほしいと言われていました。ただ、自分が思い描いているような守備の形はできなかったです。やり方自体はできていたと思いますが、セカンドボールの回収などが少しうまくいかず、自分の良さを出せなかったと感じています。
空中戦で競り勝つ場面はあったものの、ポストワークの際に少し周りの選手との距離が遠かった印象です。
そこはみんなで話していたのですが、フォワード3枚と中盤やディフェンスラインの距離が遠く、「3と7」みたいな感じに分かれてしまっていたので、そこは自分が競り勝っても相手の選手に拾われることが多い展開になってしまったなと感じています。
前線で潰れてそのこぼれを森田晃樹選手が前向きで回収するというような場面を増やしたかったというところですか?
そのようなシーンをもう少し相手のペナルティエリア付近で出したいというのはありました。それは(森田)晃樹だけではなくて、(福田)湧矢くんと平尾(勇人選手)のシャドー2人が自分の競ったボールを回収して、2次攻撃につなげるというのが、自分というかチームとしての狙いでした。
持ち味である足元で収めて味方全体を押し上げるという形のプレーはあまり見られなかったです。
今日は基本背後からという指示だったので、足元に差し込んでもらうというよりも後ろの選手から長いボールを蹴ってもらって、それを相手の背後に落とすという狙いだったので、自分が背負ってボールを受けるというシーンは、チームの狙いとして少なかった部分はあります。監督からはもっともっと背後を狙うように言われていたので、そこは少し監督の期待に応えることができなかったと思います。
J1でもトップクラスの守備陣と対峙した感触はいかがでしたか?
やっぱり自分がJ2にいる時から見ていて知っている選手でしたし、体の強さだけではなくてタイミングがすごく巧いなと感じました。ただ、球際の勝負で負ける相手ではなかったなというのは第一印象です。
守備では相手のロングボールが多いという部分で、精度の高いフィードを蹴らせないという以外では対応の難しさはあったと思います。
相手の扇原選手やゴールキーパーを含めて、4枚を3枚で見る形だったので、自分たちは限定しながらゴールキーパーからロングボールを蹴らせて回収をするという狙いでやっていました。でも、そこで相手の大迫選手らに先に触られて収められてしまうというシーンが多々あったので、自分たちは前から行くのですが、蹴らせた中でもう少し工夫してセカンドボールを拾わないと、ああいうふうに押し込まれる展開になってしまいます。
サイドのところでコンビネーションや3人目の動きを使われてポケットへの侵入を許す場面も目立ちました。
やっぱり相手のストロングであるエリキ選手や、宮代選手、武藤選手というところに入った時に、今日は寄せも甘かったですし、ポケットまで持ち込まれた時に誰が入ってきた選手をつかむのかとか、そういう当たり前のことではないですけど、そういう連携とかもこの前の試合と比べて取れていたのかと言われたら、取れていなかったと思います。そこは修正して今後の試合に活かしていきたいと思います。
連戦の中ですぐに次の試合が来ます。選手層という部分で新たな力の台頭が求められるところです。
やっぱり監督も言っていましたが、リバウンドメンタリティが求められる次の試合が一番肝心だと思います。次の試合で今日の悔しい結果を意味のあるものにできるか。それは自分たち次第なので、フォワードとして今はソメ(染野唯月選手)がずっとスタメンで出ている状況ですが、そこは自分も負けずに、次の試合まで残り3日あるので、切り替えて浦和に勝てるようにやっていきたいです。