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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第4節 - 東京ヴェルディ vs ガンバ大阪

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
現場をやっていればアクシデントはあるものです。そういうアクシデントをプラスに変えられなかったことは、本当に残念ですし悔しいです。自分が何ができたかというところは、もう1回俯瞰して振り返りたいと思います。ファン・サポーターが本当に背中を押してくれている姿を見て、やはり今日のようなアクシデントがあった中でも勝点を取らなければいけないと改めて思いました。前半と後半で全く様変わりしたゲームをしてしまったので、ここはやはり選手層のレベルの底上げをしなければいけないと改めて思いました。公式記録だとシュート数が(ヴェルディが)5本、(相手が)1本という前半の中で、2回ぐらい決定的なシーンがありました。ただ後半になると、我々の2本に対して、13本も打たれている。この様変わりが後半にパワーがなくなった証拠ですし、もちろん交代の難しさはありましたが、エネルギーを再点火していくことは、辛抱強くやっていかなければいけないというふうに改めて思いました。

アクシデントで3度の交代を余儀なくされましたが、ハーフタイムを含め交代策の部分のアプローチを聞かせてください。
前半は我々のゲームができていたということ。アクシデントがあっても動揺しないということ。我々が制圧する中での決定機があったので、2つのアクシデントに関して動揺しないということを伝えました。もうひとつ、出し切ってバトンを渡していくという意味では、今現在は全員が90分を走り切る体力を持っていればいいですけど、我々が求めるハードワークを最初からやった時に、おそらく70分ぐらいでガス欠になる選手がいるだろう。あるいはそれを我々が要求するので、それを遂行しようとすれば、おそらく90分できないだろうという選手はいました。そこまで待って交代をするのか、最初に交代カードを切っていくのかというところが、ハーフタイムの考えどころでした。決してハーフタイムで交代するような出来ではなかったですけども、あと1回しか交代ができないという状況をどう捉えるか。それを自分が判断したということです。

失点後のチームのリアクション、戦い方をどのように見ていましたか?
冷静に見直さなければいけないと思っています。山田剛綺が怪我をして、あとは福田湧矢が脳震とうというアクシデントが続いた時に、自分たちのペースを守り切るメンタルというのは、ちょっと自分の中ではそういう強いメンタルというか、動揺しない、動じないというところに関してアプローチがもっとできたかなと思います。福田湧矢が交代した直後に失点したと認識していますが、あの失点の一連は我々の左サイドで崩されて右まで持っていかれて、右で本当にフリーの状態でクロスを入れられて、(イッサム・)ジェバリに押し込まれた。全員が関わっているので、誰がということではなくて、自分たちのペースで後半にならなかった時に、どういうふうにしのいで勝点を取っていくかというのは、ちょっと耐え切れなかったと言ってしまえば終わりなので、どう耐えるか。自分たちのペースにならないのであれば、どう耐えて勝点を取っていくかというところは、これをいい学びにしたいと思います。そこから先は相手にボールを持たれて、相手は巧いので、我々の陣地でサッカーをやられて、ゴールになかなか迫れなかったのは、自分の采配ミスだろうと思います。もっと自チームに点火をさせるような、それはプレーとしても精神的にもそういう選手をもっともっと育てていかなければいけないですし、ボールが来ないと見るか、自分で呼び込むと見るか、自分から取りに行くというか、そういうメンタルをどう変えていくかがまだ変えきれていない。そういう選手を起用していたということだと思います。

いろいろなアクシデントがありながらもチーム全体で体を張って守っていたという部分に対する評価を聞かせてください。
本来であれば、押し返さなければいけないですし、前半のような自分たちが支配する時間をもっと増やさないと、いわゆるこらえきれなくなると思います。失点シーンはまさにそういうシーンだったと思います。あのシーンを個別に見たら、あのプレッシャーを中から閉じればいいのにとか、逆サイドまで流れていく前にどうにかできなかったかとか、クロスのところであるいは最後のヘディングのところで、ジェバリのマークが完全に外れている。そこに対してもっとヘディングの前に何かできなかったかという個別のエラーはあるにせよ、このチームが勝点にこだわらなければ、おそらくJ1にいられないので、それは持っていて当たり前だと思います。苦しい時ほど、ちょっとした最後の判断の何かひとつで良いジャッジができれば、相手に支配される時間があの時間あったとしても、最後に勝点1は取り切れたと思います。ジャッジのミスが3つ4つ続くと、もちろん最後は高さでバレーボールのAクイックのようなクロスをねじ込まれたので、どうしようもないと言ってしまえば終わりなんですけど、そこに至るまでにいくつか我々の今の技術で、今の実力でやれることがあったはずです。ここは何回も言いますけど、前半にあれぐらい支配したのでジャッジはできると思います。逆に、様変わりしてしまった後半の中でも、守りのジャッジを誰かがミスしても、その次の人間がそれをカバーするようなジャッジをし続けていかないと、勝点を取り続けていくというのは難しいということを改めて感じました。もうひとつは再点火をしていける底上げは、緊急の課題だと思います。それはピッチの上でもメンタル的にもです。ここは自分の采配含めて、もう一度ゼロベースで考えなければいけないかなというふうに思っています。

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選手コメント

GK 1マテウス

試合を振り返ってください。
ここまでの3試合とあまり変わったところは見せられなかったのではないかなと思います。攻撃のところで自分たちがチャンスを作り出す機会も少なかったですし、そこを活かせる機会も少なかったです。シュート数を含めて最近の試合とそこまで変わらない数字だったのではないかなと思います。このままだと勝てても1-0、または0-0という試合が多くなってきますし、もう少し攻撃のところを改善していかないと、勝ちというのはなかなかついてこないのではないかなと思います。

失点場面ではファン・アラーノ選手にフリーでクロスを上げさせてしまった点が痛恨だった印象です。
J1のレベルというのはこういうことだと思いますし、あそこのオーガナイズができていない状態で、ああいうクオリティの高い選手がアタッキングゾーンにいるということは、あの1本で1点を取れるだけの能力があるということだと思うので、そういうところも含めて修正をかけないといけないと思います。

後半はボールを持った際にも相手の圧力に苦しんだ印象です。
前半後半含めた90分を通して、良い時間帯もあれば、悪い時間帯もあるのがサッカーだと思います。前半あれだけ自分たちができていたのに、得点を決め切れず、チャンスを活かし切れず、後半にああいう形になって結果的に負けてしまったと思うので、活かせるところをちゃんと活かさないと勝つことは難しいです。まずは相手がアウェイということもあって慎重に入ってきたというところが前半はあった。特に、宇佐美選手のような相手のキーマンとなる選手がいない中で、自分たちがこういう結果で終わってしまったというのは反省すべき点なのかなと思います。前半のガンバさんが少し慎重に試合に入ってきてくれたおかげで、自分たちがボールを持つ機会だったりがありましたが、後半は自分たちがなかなかチャンスを活かせなかったり、ちょっとふわっとしたところで、相手が上回ってきたというのが、この結果につながったのかなと思います。

今季はビハインドの状況での反発力が課題になっています。
攻撃のところで修正をかけなければいけないところがはっきりわかっていれば、自分からもそれを言って修正をかけたいという意思はあります。ただ、その答えというのはまだ明確に見つかっていないのと、失点してからだけではなくて0-0の状態からも、自分たちがチャンスを作れていない、得点機会を得られていないという部分が、ここまでの結果につながってしまっていると思います。

ホーム連敗という結果をどう捉えていますか?
ホームとアウェイに関係なく、試合を見てみれば、みなさんわかると思いますけど、この状態だと、J1に残るのは難しいと思います。自分たち自身でしっかり改善すべきところは改善しなければいけないのかなと思います。

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FW 11山見 大登

試合を振り返ってください。
前半チャンスがあったところで決め切れなかったところが、自分の交代につながったのかなと思うので、真摯に受け止めてやるしかないなと思います。

前半は狙いとする攻撃の形はありましたが、得点につなげるという部分で必要なところはどう感じていますか?
クロスの質であったり、相手もレベルが高いので、そこでもう1個剥がし切るとか、そういったところが必要になってくるのかなと思います。

古巣初対戦となりました。
負けてしまったので、成長した姿は見せられていないかなと思うので、ここから次の対戦は最終節になると思うので、それまでにもう一段階レベルアップできたらいいかなと思います。

内容に悲観すべき点はないものの、勝利を重ねていくために必要な部分は?
80分ぐらいはずっと集中して守り続けられていて、良い形でボールを奪うシーンも多かったですが、あそこをワンチャンスで決め切るというところが、相手も長年J1にい続けているチームだと思うので、そういったところで緩んでいたというわけではないですけど、失点場面ではファン アラーノ選手に対して寄せ切る選手がいなかったというところが、失点の原因だと思います。ゴール前でもジェバリ選手がフリーだったというところがあると思うので、そこは改善していく必要があると思います。

今季は失点後の反発力という部分が課題になっています。
ここまで1点しか取れていないところは前線の責任でもあると思いますし、そこでのクロスの入り方であったりとか、ラストパスの質や落としの質とか、そういったものをもう一段階レベルを上げる必要があるのかなと思います。

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MF 23綱島 悠斗

試合を振り返ってください。
勝点3をつかみ取れる試合だったと思いますし、そこに対してすごく悔しい気持ちはありますが、もちろん敗戦してしまったということは自分たちに責任があると思いますし、まだまだ成長できるなという印象を受けています。前半は比較的に自分たちの時間帯でボールを持つことができたと思いますし、試合を進めることができたと思います。ただ、後半になって押し込まれる展開が続く中で、誰がどういう発信をしていくかとか、どういうふうに戦うかというのは、個人的にリーダーシップを取るべきだったと感じています。

後半の苦戦した要因はどのあたりに感じていますか?
相手の長いボールも増えて、そこでセカンドボールが相手ボールになるということが多かったと思います。そこは自分たち最終ラインのコンパクトさというのも、もちろん大事だと思いますし、セカンドを拾うための準備というのは少し相手の方が勝っていたかなという印象だったので、そこのセカンドボールというのは自分たちの生命線でもあると思うので、そこのところはマイボールにする時間帯が必要だったと思います。

攻撃の形は出せていた中で得点につなげていくために必要な部分はどう感じていますか?
そこは自分たちの課題でもありますし、まずはそもそもシュートの本数を増やさないとゴールは取れないと思います。シュートの本数を増やすだけでなく、その精度にもっともっとこだわっていかないと勝点3には届かないと思うので、そこのところの自分たちのゲーム作りだったり、すべてを含めてもっと反省していくべきだなと思っています。

3度のアクシデントはゲームプラン的にも難しさをもたらしました。
出れる選手やプレーできる選手は、関係なしにやらなければいけないと思いますし、プレーできなくなった選手の分も戦わなければいけない。必ず勝点3を取らなければいけない試合だったと思っています。もっとアクシデントに屈しないというか、自分たちのサッカーを続けられたらよかったなと思っています。

試合中にポジションを変更しながら、相手の攻撃陣に対してどういった意識でプレーしましたか?
ガンバさんの両ワイドはタイプが違う選手ですし、そこの最初のポジショニングというのは攻守ともに考えてプレーしました。

ビハインドの状況での攻撃は課題となっています。
もちろんシュート本数が減っているというのは、自分たちも意識はしています。ただ、そのビハインドになった時にどういうふうに進めていくかというのは、もっとチームで共有していくべきだと思います。前線に長いボールを蹴って、セカンドボールを拾えるところに人がいなかったり、そういったチームの中の共通認識のずれというのは少し生じていたのかなと思うので、そこは次節にしっかり修正したいなと思っています。

失点場面でのチームとしての対応はいかがでしたか?
失点場面では誰がマークにつくのか、誰がボールホルダーにプレスをかけるのかといった、様々な要因があると思いますけど、チームとして一番大事なのは、ブロックの内側にボールを入れられてしまったこと。最初のプレスで剥がされたというのは反省するべきだと思いますし、自分自身含めてあの展開になるまでに防げたと思うので、自分の最初のポジショニングだったりが、もう少しジェバリ選手に近かったら、インターセプトできたと思いますし、そこのところは自分自身を含めて反省していくべきだなと思います。

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