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MATCH試合情報

2020明治安田生命J2リーグ 第28節 - 東京ヴェルディ vs ジュビロ磐田

マッチレポート

【試合展開】

今シーズン4度目の5連戦も折り返し、4戦目に突入した。中3日でのホーム連戦は前節、冷たい雨の中で栃木SCに0-0でドロースタート。切り替えて勝ち点3を積みたい今節は、平日ナイター開催のホーム味の素スタジアムにジュビロ磐田を迎えた。

 

毎試合、メンバー構成に変化をつけているヴェルディ。前節、端戸仁が起用されたフリーマンには大久保嘉人が入り、フロントボランチは佐藤優平と森田晃樹がコンビを組んだ。サブには今シーズン初のメンバー入りとなる石浦大雅が名を連ね、山本理仁、藤田譲瑠チマとともにユース昇格組ルーキー3名がメンバー入りを果たした。また直前のトレーニングでマテウスが離脱し、柴崎貴広が4節以来にゴールマウスを預かった。

 

序盤からペースを握りたかったヴェルディだが、相手がシステムを変えてきたことで選手を捕まえきれず、押し込まれた状態で時間が進んでいく。ボールを奪う位置が自陣の深い位置のため、そこからカウンターを仕掛けるにも時間が掛かり、組み立ての部分でも思うようにビルドアップができない。流れが変わってきたのは飲水タイムの前後あたりから。相手の立ち位置を見極め、冷静に自分たちの立ち位置を整理すると、攻め急がずにマイボールを大事にすることで徐々に相手を押し込む時間が長くなっていく。逆にリトリートした相手を揺さぶり切れないとみるや、43分に大久保が思い切りの良いブレ球ミドルシュートを放って磐田ゴールを脅かす。アディショナルタイムに突入した後も、佐藤のくさびのパスを山下諒也がワンタッチで落とし、受けた大久保がミドルレンジから右足を振り抜く。勢いのあるシュートだったが、これは相手GKの正面に収まった。

 

ハーフタイム、指揮官は各選手の立ち位置、相手の引き出し方を細かく指示し、福村貴幸に代えて山本理仁を投入した。また、後半序盤には大久保に代えて井上潮音を投入。攻撃のテコ入れを図った。すると、その直後に投入されたばかりの井上が決定機に絡む。60分、セットプレーのこぼれ球を回収すると、セカンドボールを拾った佐藤が左サイドに開いていた平智広にロングボールを送る。競り勝った平はペナルティエリア内に侵入した森田に頭で落とす。ゴール左手前でボールを受けた森田は、再びボールをマイナス方向に戻すと、ペナルティエリアすぐ外で待っていた山下が狙いすましたシュートをゴール右に放つが、枠の隅に飛んだボールは相手GKが伸ばした手に弾き出された。その後も相手陣内でボールを動かす時間が続く。しかし、ワイドに揺さぶりながら数的優位を作ろうとするが、粘り強くスライドして対応してくる相手を崩し切れない。結局後半は山下のシュート1本で終わる。

 

一方、守備は終盤に圧力を高めてきた磐田に決定機を作られる。89分、セットプレーの流れからペナルティエリアにロングボールを入れられると、起点を作られてゴール目の前でフリーでシュートを打たれるが、これは柴崎が左足一本でファインセーブ。さらにアディショナルタイムに突入した90+1分には、左サイドの浅い位置からのフリーキックのピンチで、ゴール前に入れたクロスボールがファーサイドで待つフリーの相手選手に流れる。ボレーで合わされたシュートは、またも柴崎が抜群の反応で食らいついて左手一本ではじいた。

 

オープンな展開になった終盤も終盤に投入された石浦大雅のドリブル突破などで反撃姿勢は見せたが、相手ゴールに迫るには至らず2試合続けてスコアレスドローに終わった。

 

5連戦はやや攻撃面で決め手を欠く展開が続いているが、2戦連続でクリーンシートの守備をベースに、決め切るあと一手を導き出したい。次節、中2日で乗り込む山形の地で、ゴールをこじ開けたい。

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監督コメント

永井 秀樹 監督

試合を振り返ってください。
ホームゲームということで、ヴェルディらしいサッカーで今日こそは勝利をという思いで選手たちと挑んだ試合でしたが、非常に悔しい試合でした。立ち上がりは我々が想定したジュビロさんの立ち位置でなかったこともあり、少し立ち上がりの10分から15分は特に守備のところでやりにくさがありましたが、給水でまたプランを変えた中で選手はよくやってくれました。ジュビロさんはヤット(遠藤保仁)が入って、きちんとボールを支配してサッカーしてくる中、当然サッカーというのはボール支配のゲームという中で、我々も給水以降は自分たちのボールの時間を作れて、徐々に支配率を高めていくことができたことはすごく良かったと思います。問題はその先と言いますか、我々のスクエアゾーンからフィニッシュゾーン、最後の崩し、短い時間でしたが、色々と準備、トレーニングしてきた崩しの形を、もう少し選手たちが、最後のところはある意味楽しむぐらいの気持ちでトライしてほしかったと思いますが、選手たちは本当に90分よくやってくれたと思います。 久々のスタメンだったシバタ(柴崎)もそうですし、(大久保)嘉人もチームのためにスタートからよくやってくれたと思います。勝ち点3を取れなかったのは非常に悔しいですが、選手はよくやってくれたことに感謝したいです。また、次の山形戦に向けて選手たちと良い準備をしたいと思います。 ホームゲームで最後の最後まで我々を後押ししてくれているファン・サポーターに心から感謝したいと思います。また、勝利で恩返しできずに大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、また次のホームゲームで必ずともに喜び合えるような試合をしたいと思います。

久々の出場となった柴崎選手に関してどんな言葉でピッチに送り出したのでしょうか?
なかなか出場機会がない中で常にプロとして100%の準備をしてくれているので、なんの不安もなかったですし、心配もしていなかったです。選手たちに伝えたのはヴェルディのため、仲間のためにプレーすることはいつも言っていることですが、今日は特にシバタのためにもやってほしいと伝えました。本人も意識高くよくやってくれたと思います。

欠場したマテウス選手は復帰までどれぐらい時間を要するのでしょうか?
それほどのことでもないので、マテウスでも今日良かったのですが、大事を取ってということです。先ほども話しましたが、マテウスで行っても、シバタで行っても、それほど自分の中で不安があるわけではないです。また、次の試合をどちらでいくのかという部分では迷うぐらいです。

最後の崩しに関して対磐田という部分でどのようなイメージを持っていましたか?
最初は5枚(の最終ライン)を想定していたので、5枚の崩しの形を色々と用意してトレーニングしましたが、4枚になっても我々のプラン、やりたいことは十分ありました。この場で具体的なプランを明かすわけにはいかないですが、最後のところは本当に一番サッカーの楽しいところだと思うので、絶対崩して点を取ってやるという強い気持ちと、もうひとつは最後のところで楽しむぐらいの気持ちで崩してほしいと思います。

大久保選手に関して加入後、一番のパフォーマンスに見えましたが、監督の目からはどのように映りましたか?
自分の中ではもちろん彼ほどの選手ですから、我々だけでなくヴェルディのサポーターだけでなく、サッカーファンが嘉人のゴールを楽しみにしていると思いますが、毎試合今日だけでなく嘉人は色んな部分でこのチームに貢献し、良い働きを毎試合してくれていると思いますので、今日はより自分で遠目からも狙っていくあたりは、ゴールをさらに意識して入っていたのかなと思います。勇気は素晴らしいと思いますし、我々がさらにもうひとつ上に行くためには嘉人の力がどうしても必要だと思いますので、さらにまた期待して嘉人の力を借りたいと思います。

磐田の4バックへの変更に対して、立ち上がりは守備の面で苦戦した中、飲水タイムあたりでどのような修正を施したのでしょうか?
嵌め方と人の配置を少し修正しました。基本的にスカウティングしていく中、直近の試合を含めて4バックでやっていなかったので、まさかという感じもありました。ただ、そうは言っても4バックの想定に関しては我々のスタッフの中では考えられていたものだったので、そこに対する準備はしていました。選手がよく対応してくれたと思います。

藤田選手がサイドに出て守備をせざるを得ない状況はチームとしてあまり望むべきシチュエーションではなかったのでしょうか?
基本的に内側、真ん中を見てほしいというところでしたが、よくやってくれたと思います。

最後のところに関して屈強なターゲットマンを置かず、あくまで地上戦で崩し切ることにこだわっていくのでしょうか?
もちろん、3Dと言いますか、上からも中からも外からも崩していきたいと思っていますが、最後のところは色んな形でやっていきたいと常に思っています。現状、我々のメンバー構成を考えると、どうしても地上戦、下から崩した方が有効だと感じています。そして、その形で十分にやれる素晴らしいメンバーが揃っています。最後の質のところを高めていくだけだと思います。

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選手コメント

GK1柴崎 貴広

7月初めの第3節以来の久々の出場になりましたが、試合を振り返ってください。
磐田との前回の試合は引き分けだったので、今日は勝って決着をつけたかったですね。常に準備していたので緊張とかはなかったですけど、自分が出た3試合ではあまり良いプレーができなかったですし、チームに貢献できなかったので、今日もしミスしたり、チームが負けてしまうようなことがあったら、引退しなきゃというくらいの気持ちで臨みました。

近藤選手など最終ラインの選手たちとどんなコミュニケーションを取っていましたか?
相手は全体的に良い選手がたくさんいたので、最後のところはやられないようにみんなで、平を含めて声をかけ合っていたので、危ない場面もありましたが、なんとか無失点で終えることができたのは最低限良いのかなと思っています。

終盤には2つのビッグセーブがありましたが。
久しぶりの試合で、前半はちょっと、試合勘というより感覚的に、試合は楽しいけど、やっぱり難しさを感じながらやっていました。ただ後半、あまり良いことではないですけど、攻められる場面があったので、逆にリズムを掴めたのかなと思います。

試合前に監督から今日は柴崎選手のためにも勝とうという話があったとのことですが、それを聞いた時の感想を聞かせてください。
監督はあまり自分に対して良いことを言うタイプの人ではないので、今日はちゃんとやらなければならないという気持ちがありましたし、今日に限っては結果を出せなかったり、チームが負けるようなことがあれば、本当に辞めようというぐらいの気持ちで臨もうと思っていました。そういった中での言葉だったので、より気合いが入りました。

久々の試合にも関わらず、個人として良いパフォーマンスだったと思いますが。
僕個人というだけでなく、チーム全体がどんどん良くなってきていると思いますし、それは個人個人がレベルを上げているという意味でもあります。自分も良いメンバーの中で練習できているので、いつ試合に出たとしても、それなりにできる自信もありました。不安とかはあまりなく、良いコンディション、良いメンタルで試合に臨めました。

後半アディショナルタイムの左手一本で止めたセーブシーンに関して聞かせてください。
(シュート)角度があまりなかったので、ちょっとチームメイトには申し訳ないですが、ああいう場面では常にやられると思って準備しているので、何とか対応できたと思います。個人的にはそこまで難しい場面ではなかったです。もちろん、予測でポジションを取りますが、プラス反応ですかね。ただ、あまり深くあの場面は覚えていないです(笑)。

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MF36藤田 譲瑠チマ

試合を振り返ってください。
最初はあまり良くない入りから始まりましたが、その後の15分過ぎぐらいから自分たちの時間が増えていき、合計シュート数は少なかったですが、そこに至る過程に関しては良いところも多かったと思います。

相手の並びが想定外というところで、守備面でやり辛さを感じた点を聞かせてください。
相手のディフェンスラインが3枚という想定で自分たちは練習してきていましたが、相手が4-4-2で来て、攻撃のシステムも変わることを自分たちは把握できていなかったです。そこでキーマンになる50番(遠藤保仁)の選手が空いてしまう時間が増えていました。そこから11番(ルキアン)の選手にボールが出る場面が多かったです。自分たちで声を出し合って、誰がマークにつくか修正することができたのは良かったと思います。

後半に関して攻撃面でトーンダウンした要因をどのように捉えていますか?
ラストパスやそのひとつ前のパスが合わなかったり、もっと丁寧に出せば通っていたのも多かったと思うので、もっとそういうところを修正していきたいと思います。

対戦相手の遠藤選手の印象はいかがでしたか。
やっぱり巧かったです。最初に自分が縦のコースを切っているのにフォワードにボールが入ったりしていたので、「なぜだろう」と考えながらやっていました。ただ、慣れてくると自分たちもその強みを消すことができていたので、そこは良かったと思います。

フィジカルの強いルキアン選手とのマッチアップの感触はいかがでしたか?
自分自身、抑え込めたという感覚はなく、逆に相手に抑え込まれたと言うか、相手の間合いに入ってしまうと、全然ボールも触れず、相手も動かせない状況が多かったと思います。余裕があれば色んな形での対応もありますが、余裕がない場合はなるべく一人で飛び込んで抜かれるのではなく、時間をかけて他の人にどうにかしてもらおうという、考えでやっていました。

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MF14森田 晃樹

試合を振り返ってください。
割りと前半はゴール前で(大久保)嘉人さんが自分たちの中での定位置を崩す動きを工夫しながらやってくれていたので、シュートまで持ち込む場面が多かったです。ただ、後半に入ってそういった動きが減ってきてシュートまで行く回数が減ってしまいました。

前半の立ち上がりは相手が4バックに変更してきた影響もあり、守備の部分で苦戦した印象ですが。
最初は自分たちが思ったような形で守備ができず、少し混乱してしまった部分がありました。なかなかプレスが嵌らず、相手に自由にボールを回されて遠藤選手にボールが入ったところでスルーパスやロングパスを出されるなど、相手にやりたいことをさせてしまいました。途中で自分たちで修正し、そこからは守備は良くなったと思います。中でも話しながら飲水タイムに全員で共有できたことによって良くなったと思います。

今日はゴール前の最後の局面で個人としては少し苦しんだように見えましたが。
まだまだだと思います。ただ、最初に比べてそういう場所に入っていくことができているのは良いことだと思います。それでも、最後のところでトラップやシュートの質を上げていかないと、レベルの高い相手に対して戦えないと思っています。

ボールタッチや精度に関して試合を通して少し波があったようにも見えましたが。
実際、自分の中でタッチという部分は最初に比べて良くなっていて、個人的に思うのはゴール前であったり、大事な部分でのトラップやパスの精度に関して全然精度が低いと思いますし、判断も悪いと考えています。まずはそういうエリアに入っていくことが大事ですが、そこは前半しかできていなくて後半はなかなかそういう場面も少なかったと思うので、1試合を通してそういう場面を作り続けないとダメですし、全員で共通意識をもってゴール前での崩しができれば、さらによくなっていくと思います。

後半半ばを過ぎてから攻撃面でトーンダウンした要因をどのように捉えていますか?
自分たちの簡単なミスによってオープンゲームになってしまい、そこで体力の消耗や推進力がなかなか出せなかったという部分はあります。

ここ最近ゴールが奪えていない中で今日の試合で大久保選手が見せたミドルシュートなど、崩しのバリエーションをうまく使い分けていくことが重要ですか?
自分たちは崩して点を取ることが理想ですか、ゴールを奪うための形をどんどん増やしていく必要があります。クロスからや嘉人さんみたいにミドルシュートというのもありますし、なんだかんだ言っても最後は個人でやり切ることが大事だと思います。

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MF34石浦 大雅

今季初出場となりましたが、試合を振り返ってください。
このスタジアムでホームのファン・サポーターの方々の前でプレーすることができてとても楽しかったです。

投入時に監督からどんな指示がありましたか?
ユースの時のようにいつも通りのプレーをして来いと言われていたので、特に気負うことなくプレーすることができました。

0-0の試合終盤という痺れる状況での今季初出場になりましたが、心境はいかがでしたか?
自分は攻撃の選手なので、0-0の難しい展開でも、点に絡んでチームを勝たせたいとずっと思っていたので、今日はその絶好のタイミングでした。自分のアシストや点で勝たせられれば、最高だと考えていました。

ドリブルで相手DFをかわしていく見せ場もありましたが。
個人的にドリブルはあまり得意ではないですが、あそこは相手が先に動いてくれたので上手く抜けたという感じです。個人的にはその後のプレーに不満があり、周りに味方が3人いた中でもう少し自分がドリブルで運べていれば、ラストパスを通せると思っていましたが、そこしか考えられていなかったので、後ろから来た相手にボールを取られそうになりました。あの場面ではしっかりとパスを通したかったです。

ベンチからはどんなふうに戦況を見ていましたか?
そこまで相手のプレッシャーはきつくなかったので、自分たちがこれまでやってきたことをやり続ければ、どこかで得点は生まれるだろうと思っていましたが、永井さんも言うように最後の質が少し足りなかったのかなと思います。

すでに昨年に2種登録でデビューしていますが、プロとしてのデビューは今日の試合になりました。率直な感想を聞かせてください。
今年は自分にとって結構、色んなことがあって、(コンディションの問題で)サッカーをやりたくてもやれない時期もあって、すごく苦しかったです。ただ、先輩やコーチ、同期とかが一緒に考えてくれたり、自分のことを思って行動してくれたりしたので、そのことに助けられました。これから試合に絡んでチームを勝たせて恩返ししていきたいです。

ここ最近得点が減っている中でご自身がプレーする際にどんな部分で貢献していきたいと考えていますか?
自分はラストパスが武器だと思っているので、得点の入らない試合とかで、自分のパスで点を取らせられるように、チームを勝たせるような仕事をして上の順位に上がっていきたいと思います。

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