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MATCH試合情報

2015 明治安田生命J2リーグ 第11節 - カマタマーレ讃岐 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

ゴールデンウィークの5連戦も中日の3戦目。ヴェルディは敵地に乗り込んでカマタマーレ讃岐と対戦した。前節、今季負けなしだったホームで惜敗したチームは、中3日間のトレーニングでリカバリーと再起を懸けたトレーニングを実施。スターティングラインナップにも変化を加えた。センターバックには田村直也を起用し、ややコンディションを落としたブルーノをベンチスタートにし澤井直人をサイドハーフに、ボランチには三竿健斗を置いた。

結論から言うと、終始相手のサッカーに合わせるような内容になった。キックオフ直前から降り始めた雨でピッチコンディションも悪化し、持ち味のパスサッカーの展開に支障が出ていた。シンプルに前に蹴り込んで陣形を押し上げてくる相手に対して、徐々に最終ラインが下がっていき全体的に後ろに重くなっていく。マイボールにした後も、帰陣の早い相手にスペースを消されてカウンターの芽は摘まれ、ゆっくり攻めるにしてもボールを中盤で動かすばかりでフィニッシュへの筋道を作り出せない。逆に、バイタルエリアで崩しにかかった時の連係ミスを狙われてカウンターを食らい、また後手にプレスバックするシーンが見られた。チャンスらしいチャンスは終盤の中後雅喜のミドルシュートくらいで、ボールを持っているだけで時間を費やしていった。

ハーフタイムに攻撃の活性化の狙いを共有したヴェルディだが、後半も重い立ち上がりを見せる。逆に、カウンターから光明を見出そうとする讃岐に決定機を作られ、あわやという場面が続いた。守備陣は前半から高い集中力を維持して相手のカウンターに対処し続けていたが、ついに58分に隙が生まれる。右サイドからのクロスボールに飛び込んだ讃岐の選手に対して、2人の選手が重なって対応してクリアし切れず、背後でフリーになった永田に絶好機を与える。反転してチェイスした井林章の足も届かず、シュートがゴールに吸い込まれた。リードを許してからのヴェルディは、割り切って前線に人を割いた。菅嶋弘希に代えて杉本竜士を、アランに代えて平本一樹を投入。フレッシュな力で相手の堅守をこじ開けにかかった。しかし、前半以上にバイタルエリアを固めてくる相手に対して、有効な打開策が見られないまま、サイドにボールが追いやられて細かいパス回しを続ける時間が続いた。そこでのミスを突かれてカウンターからポスト直撃の決定機も与えた。カウンターも警戒しつつ、リスクを冒して同点弾を狙う――。やらなければいけないことは明白だが、チームとして崩しのイメージを共有することができず、バイタルエリアでボールを失うことを繰り返したことで、どうしてもカウンターを警戒する方に比重が置かれた。アディショナルタイムに入った終盤に、ようやく3人目の動き出しで2列目から飛び出した選手を使ってチャンスを作ったが、仕留めきれずに今季初の連敗を喫した。

再起を期す連戦4戦目の相手はジェフユナイテッド千葉。オリジナル10対決を制し、浮上のキッカケを掴みたい。

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 澤井直人】

「前節でチームが負けて、今節で2試合ぶりにスタメンに入って、なんとか連敗はしないようにと考えていました。ただ、チームの勝利に貢献できず、素直に悔しい気持ちです。敗因は、自分たちのサッカーが90分を通してできなかったことと、相手のサッカーに合わせてしまったこと。そうなると絶対に勝てないと思うので、もっと自分たちの色を90分間出せれば、良かったのかなと思います。素早くカウンターを仕掛けるのか、引かれた時にもう少し相手の前でボールを回し続ければ相手も出てくると思うので、もっと工夫が必要だったなと。焦れてはいけませんでした。(後半も今一つ、攻撃の詰めの一手が足りなかった?)前半よりは仕掛けていこうとハーフタイムに話していたので、サイドバックに高い位置をとらせることを意図してできていたので、それは良かったと思うんですが、そこからのアイデアが全然足りずに、後半もヴェルディらしいサッカーを出せなかったかなと思います。(連敗から立て直すには?)去年のように引きずらないように、連敗もこれで止められるように、今シーズンのヴェルディのサッカーを出せるように、相手はジェフですけどホームなので勝ちたいと思います」

 

【試合後選手コメント:DF 23 田村直也】

「今日はセンターバックで使ってもらって、普段よりもディフェンスの意識をさらに強めてやりましたし、失点ゼロでいければ最低でも引き分けで勝利の可能性は上がるので、失点してしまったことがすべてだと思います。2試合連続0-1で負けていて、得点も取れていないというのは、前の選手の責任だけではなくて後ろからのビルドアップもあってのものだと思うので非常に悔しいです。ボールは持てるんですが、持たされている感じがして、相手は持たせる意図でやっていただろうし、そこで相手のセンターバックとサイドバックの間、ペナルティエリアの角あたりを攻略していくのがヴェルディだと思うし、そこが少し足りなかったと感じます。今後、こうした相手と戦う上では、そうした部分が課題ですし、讃岐とはまたホームであたるので必ず攻略しなければいけないと思います。次はジェフとの試合になりますが、逆に言えばしっかりしたサッカーをしてくる相手なので、ぶつかっていきたいと思います。逆に言えば、次のジェフ戦がチャンスだと思いますし、この連戦の中で選手も入れ替えながら戦っていきますが、自分がまた出られるようにしっかりリカバリーしたいです。プロである以上は必ず勝利を得たいので、そこに向けて全力で臨みたいです。(今日の試合でJリーグ通算200試合出場達成となりましたが?)9年掛かりましたけど、仙台の頃から応援してくれるサポーターの皆さんや、ヴェルディに来てから応援してくれる方々のお陰でここまで来ることができました。両親、家族、妻に感謝したいと思います。ただ、試合に出ているだけでは駄目なので、これからも結果をしっかりと追い求めていきたいです。新しい一歩となる次の201試合目では、自分のキャリアに恥じないプレーをしたいと思います」

 

【試合後監督コメント:冨樫剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「何よりも、遠くまで応援に来てくれたサポーター、またテレビや他の方法で一生懸命応援してくれるサポーターの意気に報いることができなかったことが一番に申し訳ないと思っています。ゲーム自体は、前半、讃岐さんの方が帰陣や前に出ていくのが自分たちよりも速かったということ、また自分たちが背後に対して出ていけなかったことが、なかなか思いゲームになった要因かなと思います。後半、そこを改善していくにあたって一番に怖いのはカウンターや自分たちのミスで奪われることで、それを行ったり来たりの中でだんだんとボールウォッチしていった。失点の場面でも、ひとつのボールでひとりの相手に対してふたりの選手が引き出される形になって、その後ろが数的不利な状態になっていたというところはミスが重なったことが原因ではないかと今は感じています。ここで自分たちが下を向いても仕方ないですし、むしろこういう負けた時にこそ問われると思っているので、幸いにも次のゲームがすぐに来ますから、しっかりと分析して臨みたいと思います」

――これまで讃岐はアンドレア選手が起点になっていたが、今日のスタートにはいなかったが、その点はどういう対応をしたんですか?

「アンドレア選手のことも考えていましたけど、自分は木島選手をよく知っていますし、ずっと嫌な選手だと思っていました。彼がスタートから来るのか、後から来るのかにしても、そこがひとつのキーになると思っていましたので、その辺は割と試合前から木島選手と分かってスムーズに頭を整理して試合に臨めました」

――讃岐は積極的に最終ラインを高くコントロールしていたが?

「攻守が早かったので、自分たちが奪った時に、せっかく高いラインの背後にスプリントして相手を追い越せなかった。自分たちが動かしているボールのラインの背後からのランニングが特に前半は少なかったので、そこがまず一番の讃岐さんに上回られた要因だと思います」

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