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MATCH試合情報

2015 明治安田生命J2リーグ 第8節 - ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

前節、3点のリードを終盤の12分間でひっくり返し、劇的な勝利を収めたヴェルディ。今節は敵地に乗り込んでジュビロ磐田との一戦に臨んだ。前節足の不調で欠場したコ・ギョンジュンが戻り、序盤は三竿健斗をアンカーに据えた4-1-4-1の布陣を選択した。

自分たちの攻撃性を生かすための布陣を選んだヴェルディだが、アンカーの三竿の両脇のスペースを使われて押し込まれ、やや後ろに重たい状態を強いられた。サイドで優位を保ちたかった攻撃も、ボール奪取の位置が低くロングボールを前に蹴り込む形が増え、なかなか有効な攻め手を見出せない。ただ、体格と身体能力を全面に押し込んでくるジュビロの外国人助っ人の対応にてこずりはしたものの、フィニッシュの部分では身体を投げ出して決定的な仕事をさせずに前半は0-0で折り返した。

今一度、サイドでしっかりと起点を作って反撃の糸口をつかむことを確認して迎えた後半だが、ボールが落ち着かずに相手陣内でマイボールを保持する時間を作り出せない。立ち上がりの15分を重視して試合に入ったが、10分が経過した55分にエアポケットができた。左サイドを松井に突破されて鋭いクロスを入れられると、ファーサイドから走り込んだアダイウトンに振り切られて頭で合わされて先制を許す。さらに畳み掛けるように猛攻を浴びせられ、59分にPKを献上して追加点を許した。4分間での立て続けの失点で残る約30分に暗雲が垂れ込めてきたが、途中からチャンスを与えられた選手たちがアクセントとなって流れを変えていく。アランが前線で身体を張りながら徐々に高い位置でボールを収めれば、今季初出場となる安田晃大が持ち味の攻撃性を生かしてボールを引き出しては動かして攻撃にテンポを生む。安田は中盤を縦横無尽に動いてボールを引き出し、ときにスペースへと飛び出して相手を揺さぶってゴール前に迫るチャンスを作り出した。試合終盤に入ってようやくサイドの高い位置で崩してクロスを供給するところまでは持ち込めたが、割り切ってゴール前を固める相手の壁は堅牢だった。テンポよくボールを動かして隙を窺いながら、バイタルエリアに何度もボールを入れたがゴールをこじ開けることはできずに0-2で今シーズン2敗目を喫した。

次節から過密日程に突入し、26日と29日にホーム連戦を迎える。まずは26日のザスパクサツ群馬戦で敗戦のイメージを払しょくし、一気に過密日程の5試合を駆け抜けたい。

 

 

【試合後選手コメント:DF 3 井林章】

「決められるべきところで決められてしまったのですが、決して内容がひどく悪いわけではなくて、ウチの未熟な試合運びが出てしまったと思います。相手のストロングは8番と15番なので、そこは自分たちが抑えていかなければいけないのは分かっていたんですが、それでも一本の仕事をさせて失点してしまったらダメですし、切り替えてもう一度見つめ直さないといけません。前半は正直0-0にしちゃえば、先制点をとって試合をモノにできると思っていました。後半の勝ちに行くべきところで先手を取られるというのは、自分たちの弱さのようなものが出てしまったのかなと思います。(来週からの5連戦に向けては?)連戦と考えるよりも一戦一戦を戦い抜くことが大事ですし、目の前の試合が自分たちの成長にもつながりますし、それで結果を残していけば、波にも乗って行けるはずだと思うので、まずは一戦一戦を大事にしていきたいです。金沢に負けた次の試合でも立て直しているので、あまり気にし過ぎるのもいけないとも思います」

 

【試合後選手コメント:MF 10 ブルーノ コウチーニョ】

「1試合を通してよくディフェンスをしたと思います。相手もよく守備をしていましたが、自分たちのチームもよく守備をしました。最初のゴールは残念ながらあのような形で決められてしまって、それからアドバンテージを向こうがとるような形になってしまいました。私たちもなかなかチャンスを決め切れずに終わってしまいました。(前半を0-0で折り返したのはプラン通り?)プラン通りと言えばそうなんですが、もう少しチャンスを作ることができて、それをモノにできればと思っています。(終盤に猛攻を見せたがノーゴールに終わった。ゴールに辿り着くには何が足りなかった?)本当であれば、こういう試合展開ではなく自分たちが先制する形にしなければいけませんでした。自分たちのミスもあって、あのような形で相手にPKを与えて追加点をとられてしまったのは、さらに自分たちの考えていたプランではありませんでした。本当であれば、自分たちのサッカーをして相手より先に点を取るというのが自分たちに必要なことだと思います。1点を取られる前から自分たちの試合をするということが、まず必要でした。我々はすでにすべてのシチュエーションを経験しました。勝った後の1週間、引き分けた後の1週間、負けた後の1週間。もう一度負けてしまったのですが、それを繰り返さないようにこの1週間を大事にして、次の試合に向けて良い準備をしたいと思います。次はホームゲームですし、勝ち点3を取らなければいけない試合です」

 

【試合後選手コメント:MF 22 安田晃大】

「(今シーズン初出場が途中からの投入で難しかった?)試合にはスムーズに入れたというか、状況が状況だったし、点を取ることと流れを変えることだけに集中していました。監督からはサイドでボールを引き出して点につなげていこうという指示を受けました。自分の良さを出すためにボールにたくさん触ることを考えていたので、サイドでボールに絡んだり、開いてスペースで受けたり、手応えのようなものもありますが、やっぱり点を取りたかったというのが正直な気持ちです。(あそこまでゴール前を固められると厳しい?)それでも、あとは決めるか決めないかのところだけで、しっかりとチームとしてチャンスは作れていたので、今後もそこは継続していかなければいけないと思います。個人的には、もっとフィニッシュで終わるとか、決定的な場面に関わっていけたらこれからチャンスが増えると思うので、もっと積極的なプレーを続けていきたいです。始動してからコンディションもいいですし、もっとよくなるようにトレーニングからしっかりと取り組んでいきたいと思います」

 

 

【試合後監督コメント:冨樫剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「アウェーに乗り込んできて相手が強いのは分かっていたし、実際に対峙してみてしっかりと攻守もあって改めて強いチームだなと思いました。ただ、自分たちが特に前半のスタートを4-1-4-1のような形にして、選手たちに求めたことが逆に守備のところでの重りになってしまって、少し反応が遅れてしまったかなという風に感じます。選手たちは一生懸命に頑張ってくれたのですが、自分の采配のところで少し考えなければいけないかなと。ただし、選手交代によって残り20分でチャンスを構築していった点では、自分たちのやりたいことが出せていたんじゃないかなと思います。クロスからの失点というのは想定にもあったんですが、PKに関しては自分たちがとられる回数が多いので、そこはもう一回見直したいと思います。正しいタックルにいけているのか、そこまで深いタックルが必要になるのかというところで、自分たちが失点をしなければもっと勝ちゲームにできるチャンスがこれから来るんじゃないかと思います。アウェーでこういうゲームをした後で、自分たちがまたしっかりと戦って勝ち点を積み重ねて、ホームゲームでジュビロさんを迎えた時には、もっと成長したチームを見せられるという期待感が自分にはあります。ですので、またしっかりとトレーニングをして、ここから連戦でチーム全体の力が必要になりますので、良いトレーニングをして良い一体感を持って連戦に臨んでいきたいと思います」

――勝ち点を得られるターニングポイントがあったとしたらどこでしょうか?

「自分たちは相手のサイドバックとサイドMFとボランチの脇というのは、一つの自分たちのキーになるんじゃないかと思っていて、そこにボールの起点とランニングの量を増やしながらクロスやコンビネーションを使いたかったんです。しかし、特に前半のところでシステムの問題から守備のほうが多くなってしまったのかなと。なかなかサイドに起点を作れなくて、縦にボールを入れる場面がすごく多く見られたので、自分たちがもう少しサイドに運べれば相手にとっても嫌だったのかなと思います。後半は晃大が入って、彼のアイデアや技術が前を向いて使えるようになってからは、サイドを崩してクロスまで持ち込んだりチャンスにつなげることができました」

 

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