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MATCH試合情報

2013 Jリーグ ディビジョン2 第23節 - ガイナーレ鳥取 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

5月の最終戦である愛媛FC戦以来勝利から遠ざかっているヴェルディは、敵地に乗り込んでガイナーレ鳥取と対戦した。序盤からお互いに攻め合う展開になる。ヴェルディはサイドから早いタイミングで2トップにボールを入れてゴールを狙い、鳥取はロングボールを多用してスペースにスピードのある選手を走らせてきた。がっぷりと組み合う展開も、徐々にヴェルディがリズムを掴んで攻める場面が増えていく。セットプレーでも惜しい場面を作り、相手GKの好セーブに阻まれたが、何度か決定機を創出した。

ハーフタイムに微修正を施して臨んだ後半は、セカンドボールをことごとく拾い、分厚い攻撃を仕掛けて鳥取を押し込んだ。迎えた57分、中央の鈴木惇が森勇介のスピードを計算したスルーパスを右サイドに供給。これに反応して飛び出した森が、弾道が低くスピードのあるクロスを入れると、やや遅れ気味に飛び込んだ常盤聡がどんぴしゃりのタイミングで頭で合わせて流れるような形で先制点を手に入れる。その後、相手の反撃を受け身に回ってピンチを招き、刀根亮輔がPKを献上してします。これは佐藤優也がスーパーセーブで止めて事なきを得るが、68分に相手のFWのドリブルに後手で対応して永里源気に同点弾を許した。その後は、徐々に鳥取がペースを掴んでいき、ヴェルディも攻撃に転じる場面があるが、単発に終わってしまう。このままお互いに決め手を欠き、この試合でもヴェルディは勝利を手にすることができなかった。

 

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「我々にとって前節は、大量失点による大敗だったわけで、まずは守備を落ち着かせて、勝ち点3を取らなければいけない状況でした。アウェーで、こういう蒸し暑い気候の中、しかも鳥取にとって良い雰囲気の中で試合をやるのは非常に難しかった。そういう中でも規律ある守備からチャンスを何度か作り上げていましたし、90分間選手は非常に集中して戦ってくれたと思っております。攻撃のところも、もう一つコンビネーションだったり、アイデア、イマジネーション、工夫の部分がもう少しあれば、チャンスを広げられるのかなと思います。ですが、今の状況の中で彼らがベストを尽くしてやった結果が、今日の1-1というスコア、勝ち点1だったと思っております。もちろんヴェルディの歴史や今までのことを考えると、目標はもっと上にあるわけですから、これで満足しているわけではありませんが、未来を変えていくために、しっかりとした準備をしなければいけないと思います。この夏場は、粘り強く、最後まで諦めないでトレーニングから準備していく、そういう姿勢が非常に大事になってくると思いますので、今日からまた次の試合に向けたスタートをしっかりと意識していかなければいけないと思っています」

――ヴェルディの時間帯が長く、後半の終盤は少しガイナーレに流れがいったと思うが?

「やはり我々の両サイドのアップダウンは、かなりの距離になっていましたし、終盤に向けて鳥取が交代を上手く使いながら、裏のスペースを突いてくる状況になりました。そこをケアしながら、我々も勝ち点3を取るために、攻撃のストロングポイントを持っている選手、たとえば中後であれば、プレースキックでインスイングのフリーキックがあれば、非常にチャンスになる。そういうことも彼自身分かっていたと思いますし、福井を入れることによって、石神や福井が左サイドからクロスを入れられる。ですが、ペースを抑えながら我々が点を取りにいくことを考えなければいけない、そういう展開になってしまったと思います。攻めのテンポを自分たちのテンポにしたまま、90分間プラスアディショナルタイムまで戦えれば、交代する必要はなかったと思っていますけど、やはり少しずつ終盤に向けてペースを取られていったなと思っています」

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